HIBIKI FP OFFICE(愛知県名古屋市のファイナンシャルプランナー)の重永です。

個人的に、住宅ローンのボーナス返済はオススメしていません。

毎月の返済額が減ることやトータルの返済期間が短くなるというメリットはありますが、ボーナスそのものを数十年先までもらえる確証はありません。

にも関わらず、返済額がドンと上がるボーナス返済を設定するべきではないと考えているからです。

既に住宅ローンをボーナス返済ありで組んでしまった人で、ボーナス返済が難しくなったらどうしたらいいのでしょうか?

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【住宅ローンでボーナス返済をオススメしない理由】

冒頭で書いた通りですが、詳しくはこの記事で解説しています。

不景気の時に限らず、勤務先の業績不振でもボーナスが減ったり出なかったりすることもあります。

【ボーナス返済を滞納してしまったらどうなるのか】

「請求書で催促される」

滞納すると、数週間で金融機関から書類が届きます。(その前に銀行の担当者から連絡が来ると思う)

もしこれを無視していると2〜3ヶ月後には督促状が届き、残債の一括返済を求める通知が届くでしょう。

無視するのが一番やばいです。

まずは金融機関に相談にいきましょう。

「最悪のシナリオは競売」

住宅ローンを組もうとする人は、これを最悪のシナリオと考えて「住宅ローンはこわいもの」と思うのでしょう。

返済を滞納し、放置すると「競売」の対象となります。

「競売」とは、抵当権を設定している金融機関がそれを現金化してローンを回収するために裁判所を通して強制的に売却することです。

この「競売」というものは、通常の市場価格の“7割前後“で売却されることが多いため、住宅ローンの残債全てを回収できないことが多いです。

さらに、売却決定後は強制退去させられるなど厳しい現実が待っています。

「競売」されるくらいなら「任意売却」という方法で通常の市場価格に近い金額で処分して残債を返済した方が断然いいです。

金融機関からの連絡を無視することが一番やばいです。

【ボーナス返済ができなくなったらどうすればいい?】

一度ボーナス返済を設定してしまったら返済が終わるまで絶対にやめられないというわけではありません。

金融機関によって細かいことは異なりますが、どこも「返済条件変更」ができるはずです。(人によってはできない場合もある※後述します)

銀行としても、焦げ付き(返済不能)による競売は避けたいので、柔軟に対応してくれると思います。

どのような変更ができるのでしょうか?

「返済条件変更」

・ボーナス返済額の減額

ボーナスの金額が減ってしまったら、ボーナス返済額を減らせないか相談してみましょう。

減らすことができたとしても、安心してはいけません。

返済総額は変わりませんので、毎月の返済額が増えるか、返済期間が伸びます。

また、返済条件の変更は金融機関へ手数料を支払う必要があります。

頻繁に変更していてはもったいないので、しっかりライフプランニングをしてから条件変更をしましょう。

・ボーナス返済をやめる

最もシンプルな方法です。

ボーナス返済をやめて、毎月の返済額に上乗せするか、返済期間を伸ばす方法です。

先述の「ボーナス返済額の減額」よりも家計の変化が大きくなるはずです。

より慎重に検討しましょう。

【条件変更できない人はこんな人】

返済条件の変更をお願いする場合、金融機関によって審査されます。

以下のような人は条件変更を認めてもらえない可能性があります。

・勤務先が変わった
・借入が増えた

とくに「借入が増えた」という人は要注意です。

金融機関からしたら「本当に返せるの?」と思いますよね。

自動車も生活費もローンを利用していると大変なことになります。

世の中には“いい借金“と“悪い借金“があります。

悪い借金は極力避けましょう。

【まとめ】

誰しも「競売」という最悪のシナリオはこわいものです。

相談せずに一人で抱え込むのは避けましょう。

住宅ローンを苦に自殺してしまう人がいるのも事実です。

死ぬ勇気があったら何でもできます。

まずは相談しにいきましょう。

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