HIBIKI FP OFFICE(愛知県名古屋市のFP事務所)の重永です。
「新型コロナウイルスの影響?ガソリンが安い理由と経済への影響」
この記事では、今なぜガソリンが安いのかを解説しました。
それから数日経ち4月1日に、アメリカのシェール開発中堅企業ホワイティング・ペトロリアムが経営破綻したとのニュースが!
すると翌日には石油関連株が高騰してダウ平均株価を押し上げました。
投資の世界では、どういう事が起きていたのかを解説します。
【原油価格の復習】
「OPEC(サウジアラビア)とロシアの交渉決裂で原油価格下落」
原油価格が下がっているのは、OPEC(サウジアラビア)とロシアが原油価格を上げようという「協調減産」の交渉が決裂したためです。
この間、アメリカは生産を続けていたのも他国としては面白くありません。(儲かるのはアメリカだけだからね)
サウジアラビアが原油増産を表明し、原油価格が急落しました。
需要と供給の関係なので、多ければ多いほど価格が下がります。
原油価格が下がれば、原油を生産している企業の売上が下がります。
「安ければたくさん売れるんじゃないの?」と思いますが、コロナの影響でガソリンが売れません。
「コロナも原因の一つ」
個人の外出自粛、飛行機も飛ばないとなるとガソリンの需要は減りますよね。
ガソリンを作っても作っても売れないのですから、「協調減産」で原油価格を上げなければならないのに。。
【案の定倒産した】
原油価格が下がり始めてから1ヶ月程度で、アメリカのシェール開発中堅企業ホワイティング・ペトロリアムが4月1日に経営破綻しました。
アメリカは原油生産世界シェア1位の国です。
「協調減産」の話し合いをしている時もアメリカは原油を生産し続けました。
原油価格が今みたいに下がっていないときは良かったのですが、作っても安くしか売れないとなると会社の首を締めるのはわかりきっています。
【ただの期待感で株価上昇】
倒産のニュースが報じられると「原油生産が減る=原油価格上昇?」という期待感で石油関連株が上昇しました。
「株価いくら上がったの?」
ダウ工業株30種平均前日比469.93ドル高の2万1,413.44ドルで取引を終えました。
失業率が高まったので下がるかなーと思いきや、石油関連株が上昇して押し上げました。
「トランプ大統領のツイートも!」
トランプ大統領がTwitterで「OPEC(サウジアラビア)とロシアが減産する可能があるぜ」と発言した事も期待感を高めた要因のひとつでしょう。
英語はよくわかりませんが私もトランプ大統領のTwitterはフォローしています。
なんとなくしかわかりませんが「1,000万バレル減産」みたいなことは私でも読み取れます。
投資、世界経済の動向を読むのにアメリカ大統領のTwitterはフォローした方がいいと思います。
「もちろん、ちゃんとした指標も!」
今後の原油価格を計る重要な指標である「米国産標準油種(WTI)」が前日比25%上昇したことも株価上昇の好材料となりました。
【ガソリン価格は上がるのか?】
まだ気が早いですが、サウジアラビアとロシアの「協調減産」が現実になれば原油価格は上昇し、いくらコロナの影響でガソリンが売れない状況とは言え価格は上昇するでしょう。
【まとめ】
景気は“気”に左右されます。
株価は期待感だけで上がり、不安になると下がります。
財務諸表や景気動向だけではなく、重要人物が発信する情報にも注目しましょう。
短期売買しろ!と言うわけではなく、中長期で運用している人も「世界で何が起きているか」ぐらいは把握しておきましょう。
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