HIBIKI FP OFFICE(愛知県名古屋市のFP事務所)の重永です。
「最近の米国株ってバブルですか?」
よく受ける質問です。
答えは「わかりません」からの私の見解を述べているわけですが、過去のバブルと比較するとバブルではないような気もします。(と濁しています)
では2000年に崩壊した米国のITバブルについて考察してみましょう。
【崩壊したのは2000年、ではスタートは?】
米国のITバブルといえば「2000年に崩壊」ですが、株価が上昇し始めたのはいつでしょうか?
「IT技術は1990年代から急成長」
今はインターネットは誰でも使う時代ですが、1980年代は専門の技術者しか知らない専門用語でした。
その後、1990年代からビジネスを中心に普及し、「Windows95」を皮切りに一般家庭にも普及しました。
「投資家が注目する」
今でこそ当たり前ですが、当時からしたら「ネットショッピングなんてありえない」という時代です。
明るい未来に期待して投資家たちがIT関連株を買い求めました。
当時の投資家たちは情報技術のことはよくわからずに投資していたそうです。
新しい技術で聞いたこともない専門用語だらけの事業計画書を読んでも意味わかりませんよね。
意味を理解するよりも先に株を購入して値上がりを待つ行動に出たのです。
結果、1990年後半からナスダック総合指数は上昇し続けます。
「ITバブルによる株価の上昇率」
1996年頃までは1,100ポイントくらいで推移していましたが、ジワジワと上昇していきます。
1999年に3,000ポイント、その後一気に2000年3月に5,000ポイントまで高騰しました。
ナスダック総合指数が5年で5倍です。
1銘柄が5倍ではなく、史上全体が5倍になっています。
【明るい未来を信じて疑わなかった】
当時の人たちはバブルとは疑わず、「ITは夢の技術!未来は明るいから株価が上がっていくのは当然だ!」と信じて株を購入しました。
実際も、IT関連の企業に勤める人たちの給料は上がり、それに波及して景気も良くなり、安定して物価上昇を続けていました。
【米国のITバブル崩壊】
過去のバブルも全て同じことが言えますが、企業の実態からかけ離れた株価はいつか下落します。
2000年3月10日の5048.62ポイントが最高値でしたが、ここから株価は2年半で1114.14ポイントになりました。
この下落率はリーマンショックを上回ります。(ピーク時から77.9%下落)
【まとめ】
過去のことだから冷静に分析できますが、当時はプロの投資家でもバブルということを見抜けませんでした。
たとえITバブルに遭っていたとしても、数年後にはITバブル時の最高値を更新しています。
株が下がったときに売るから損します。
世界一有名な投資家ウォーレン・バフェットは「負けない秘訣は持ち続けること」と言っています。
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