HIBIKI FP OFFICE(愛知県名古屋市のファイナンシャルプランナー)の重永です。

コロナによる自粛生活で大活躍したのが「Uber Eats(ウーバーイーツ)」のようなデリバリーですね。

名古屋でもよく見かけます。

自転車やバイク、アプリ、専用のバッグがあれば誰でも簡単に始められます。

副業として働いている人も多いでしょう。

配達員はウーバーイーツの社員ではありません。

あくまで個人事業主として配達を委託されています。

そのため、給料から税金を源泉徴収されません。

ウーバーイーツ配達員の給料は確定申告が必要なのでしょうか?

「やってみたいな」と思っている人は必見です。

とくに学生が働く場合は要注意!

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【原則、申告が必要】

よく「副業の収入が年間20万円以下なら確定申告不要」という記事を見かけます。

たしかに所得税においては申告不要ですが、住民税は1円でも稼いだら申告が必要です。

(お住まいの自治体に確認してみてください)

【確定申告しなければならない人】

どんな人が所得税の確定申告が必要なのか確認してみましょう。

「Uber Eats専業の社会人」

本業としてウーバーイーツ配達員だけで生計を立てている人は年間所得38万円を超えると確定申告が必要です。

この38万円という数字、税務ではよく登場します。

所得から課税対象額を算出する時に、所得から控除できる「基礎控除38万円」というものが全員に設定されています。

この基礎控除額を超えない場合は納める所得税がないので確定申告が不要です。

「本業がUber Eatsとは別にある副業配達員」

副業での所得が20万円を超えたら確定申告が必要です

注意したいのは、Uber Eatsだけの所得が20万円というわけではなく、他にも副業をしていたらそれら(給与以外の収入)を合算して20万円を超えたらということです。

「所得」とは「収入から必要経費を差し引いたもの」です。

Uber Eats配達員の経費とはどんなものがあるのでしょうか?

【Uber Eats配達員の必要経費】

必要経費とは「経営していく上で必要になる経費(支出)」です。

Uber Eats配達員の必要経費として考えられる必要経費をピックアップしてみました。

・車両費(自転車、バイク)
 バイクは減価償却できるね
・ガソリン代
・修理&整備費
・スマホ代
・備品等(バッグ、ヘルメット、スマホグッズ)
・飲み物(熱中症対策として)
 ※たぶん経費にできると思う

必ず領収証保管しておきましょう。

確定申告に必要です。

自転車を配達以外に使う場合は購入代金の100%を経費計上することはできません。

仕事に使った分だけ経費計上します。

どういうことか?

例えば1週間のうち土日の2日間で計5時間、配達業務で利用し、平日には計5時間自転車通勤のために自転車を使います。

この人の場合、自転車にかかる経費を計上できるのは50%です。

これを家事按分といいます。

自宅兼事務所で事業をしている人は、光熱費等を家事按分して経費計上しています。

【学生が気を付けるべきこと!】

学生でUberEats配達員をやっている人は多いでしょう。

正しい税知識を持ち合わせてほしいと願うばかりです。

まず、確定申告について知っておくことは当然ですが、学生の場合は個人事業主としての年間所得が基礎控除の38万円を超えると、親の扶養から外れてしまいます。

すると親が納める税金が増えます。

「103万円の壁は?」

「バイトは103万円までいいじゃん!」と思いますよね。

アルバイトは「給与所得控除」を受けられます。65万円。

基礎控除38万円と給与所得控除65万円を合わせて103万円、有名な103万円の壁です。

ウーバー配達員として確定申告する場合、給与所得控除を受けることができないので年間所得38万円を超えると「扶養されなくても大丈夫だね」と判断されてしまいます。

これを知った上で、働きましょう。

中途半端だと損します。

【まとめ】

Uber Eats配達員の収入は源泉徴収されないので自分で税金を収めるために申告しなければなりません。

立派な個人事業主なので、最低限の税知識は必要です。

所得と収入の違いは?
必要経費とは?
扶養とは?

義務教育で教えてくれよ。。って話ですよね。

今日も安全運転で配達頑張ってください。

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