HIBIKI FP OFFICE(愛知県名古屋市のファイナンシャルプランナー)の重永です。
「自分たちで長期定額積立投資で自分の老後資金を準備してね」という意味でつみたてNISA制度が2018年からスタートしました。
YouTubeなどで気軽に投資について学べるようになったこともあり、多くの人が利用している制度です。
つみたてNISAでやってはいけないNGを紹介します。
【iDeCoかつみたてNISAか】
iDeCoかつみたてNISAどちらかを“やらなくては!”と思い込んでいる人は多いです。
そもそも、なぜその2つしか選択肢がないのか考えてほしいです。
メリットとも言える「途中で解約可能」という流動性リスクの低さ、これに甘える前に考えてほしいことがあります。
【積立をやめたくなる心理とは】
最初は誰でもやる気があるものです。
新しいノートを使い始めるとき、1ページ目だけ綺麗に黒板を写しますが、だんだんテキトーになります。これは世界共通です。(とらしげ調べ)
では、人は“どういう時に”積立投資をやめたくなるのでしょうか?
個人差がありますが、ほとんど同じ理由です。
「積立投資をやめたくなる理由」
・運用益がマイナスになっている
・大きなプラスのリターンが出た
・他にいい金融商品を見つけた
今回のコロナショックで相談依頼が急増した背景には、「運用益がマイナスになっている」と理由から、現在進行中の積み立て投資はこのままでいいのか不安になっている人が多いことにあります。
私の答えは、銘柄選定さえ間違っていなければ「そのまま続けましょう」です。
積立金額を減らすことも、増やすこともしません。
基準価額が下がっていると、どうしても心理的に弱気になってしまいます。
しかし、基準価額が安いときは、安く多く買えるチャンスでもあります。
逆に、大きなリターンが出たから「今のうちに売却して利益確定だ!」というのも間違いです。
これをやってしまうと投資ではなく“投機”になってしまいます。
タイミングを見計らって売買するものではないので、たとえ大きくリターンが出ていてもそこでやめずに継続しましょう。
もしかしたらもっとプラスになるかもしれません。
「つみたてNISA以外でいい金融商品を見つけた」という人は、事前のリサーチが甘すぎます。
つみたてNISAを始める前に存在しなかった金融商品だったら仕方ありませんが、そんな革命的な商品はなかなか出てきません。
「仕方なく積立投資をやめなければならない理由」
・急な入用ができた
・積み立てる余裕がなくなった
どちらも仕方ない理由ですが、売却・解約する前に以下のことを冷静になって考えてほしいです。
「その入用(現金)は、つみたてNISA以外では本当に捻出できないか」
「そもそもその入用は今なのか?(本当に必要か)」
それくらい、定額積立投資は途中でストップするデメリットが大きいのです。
【つみたてNISAの積立をストップするデメリットとは】
「つみたてNISA本来のメリットを捨てることになる」
つみたてNISAのメリットは、運用益を非課税で最長で20年間も運用できることです。
プラスの収益が出ないとメリットはありません。
投資できる銘柄は、金融庁が厳選したもののみなので「ローリスクローリターン」です。
そのため、短期的には利益は少ししか出ません。
20年という長い期間継続することでプラスの収益を見込んでいます。
数年という短い期間で売却・解約してしまうと、つみたてNISA唯一のメリットを享受できないということになります。
「ドルコスト平均法の効果がなくなる」
つみたてNISAのメリットを最大限に活用するために「ドルコスト平均法」で定額積立を行います。
つみたてNISAを途中で売却・解約するということは、この「定額積立」の効果もなくなってしまいます。
なかなか短いスパンでは気付きにくいのですが、根気よく継続すれば効果は目に見えてくるはずです。
【まとめ】
たしかに流動性リスクの低いつみたてNISAですが、唯一のメリットすら捨てることになります。
「いつでもやめられるから、とりあえず始めてみよう」という軽い気持ちでスタートするべきではありません。
スタート前は慎重に、もしやめなくてはならなくなった時も「本当にやめなくてはならないのか?」を冷静に考えましょう。
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