HIBIKI FP OFFICE(愛知県名古屋市のファイナンシャルプランナー)の重永です。
株式会社CAYOFが全国の20歳~39歳で恋人と交際中の未婚男女408人を対象に行った「新型コロナウイルスが結婚に与えた影響」に関する調査によると、新型コロナウイルスの影響で「結婚願望が高まった」と回答した人が7割以上もいたそうです。
やはり、不安になると恋人の存在が精神的支えになり、結婚を意識するようになるのでしょうか。
一方、「カネがないから結婚できない」と思い込んでいる人が多いのも事実です。
本当にカネがないと結婚できないのでしょうか?
FPの視点から考察していきます。
【結婚の幸福度をお金に換算すると〇〇万円】
経済学者ニックポータヴィーの著書「幸福の計算式」によると、独身者が結婚することによって感じる幸福度は「47万円の宝くじに当選したときと同じ」幸福度だと書かれています。
意外と安いですね。
他にも子供が生まれる幸福度は◯◯万円など、おもしろい内容になっているので興味がある人は読んでみてください。
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【金銭的に得なのか?】
一人暮らしの独身者は、生きていく上でお金がたくさん必要ということを肌で感じていると思います。
「家賃」
LIFULL HOME’Sによると、名古屋市中区の1LDK家賃相場は10.70万円です。
2LDKでは14.7万円と、倍にはなりません。
中区は独身者に人気の地域ですので、ファミリー向けとなるともっと家賃が安い地域を選ぶことも考えられます。
たとえば守山区では3LDKの家賃相場が8.65万円です。
結婚して、少し部屋を広くしても家賃が倍まで膨らむことは考えにくいでしょう。
「生活費(食費・水道光熱費)」
これも一人から二人になったからと言って倍になることは考えにくいです。
むしろ外食ばかりだった独身男性が料理を作ってくれる女性と結婚したら外食費が減ります。
家事の負担も二人で協力すれば独身時代よりも楽になり、独身時代に家事代行サービスを利用していた場合はその費用を節約できます。
「収入は変わらない」
お互いが働いており、結婚しても収入は変わりません。(もちろん退職しなければ)
共働きならば収入は減らず、さらに固定費を減らすことが可能です。
もちろん、女性は出産というビッグイベントもありますが、産休・育休を利用できる企業でしたら収入がいきなり0になることはありません。
「税・社会保険でのメリット」
共働きではなくとも、配偶者が専業主婦(夫)やパートで収入が一定以下ならば「配偶者控除」や「配偶者特別控除」という所得税の優遇が受けられます。
会社員の配偶者は社会保険料の支払いはありません。
企業によっては「家族手当」等も支給されます。
こうしたことからも、たとえ家賃や生活費が微増しても、その負担を丸々背負うというイメージは間違いであることがわかります。
【最も怖いこと】
一人暮らししている独身者が結婚することは、経済的には問題ないと思います。
もちろん、子供が生まれると様々な支出が増えますが、出産一時金や児童手当など、マイナスばかりではありません。
子育てしやすい環境になりつつあります。
最も怖いのは、金銭感覚です。
たとえば独身時代の金銭感覚のまま外食しまくりの生活、好きなものを買いまくる生活を結婚後も続けているようでは「いつもカネがない」状態になりかねません。
逆に言えば、結婚によって金銭感覚を修正することはお金持ちになる近道と言えます。
結婚して、意識を変えて、子の教育資金や自分たちの老後資金のために資産形成することを目指しましょう。
実際に、独身者よりも結婚している人の方が貯蓄が多いというデータがあります。
【まとめ】
結婚の経済的な不安は、夫婦で協力すれば乗り越えられるはずです。
社会の仕組みとしては、金銭的に大幅なマイナスになることは考えにくいです。
重要なのは“意識”です。
独身時代の金銭感覚を持ち続けていると資産形成は難しいかもしれません。
結婚することで将来のことを考えるようになり、資産形成に本気で取り組むようになります。
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