HIBIKI FP OFFICE(愛知県名古屋市のFP事務所)の重永です。

私はFP業の傍ら、ブライダル演出の仕事もしています。

フラッシュモブグループQP

また、結婚相談業の先生方や指輪屋さんとも親交があり、ゴルフに行くこともあります。結婚に関するお金の事案には自信があります。(実は執筆のお仕事も依頼されております)

今回は独身男性向け、そのときになったら調べるであろう「婚約指輪・結婚指輪の平均相場」についてFPが深掘りしていきます。ゼクシイ様の調査結果493ページのPDFから抜粋させていただきますありがとうございます。

出典:ゼクシイ結婚トレンド調査2018 首都圏

私は個人的に、どんなことも「なぜそれをやるのだろう?」と疑問に思います。とくに昔からの慣習、今回でいうと「婚約指輪はなぜ贈るのか?」きちんと考えたことありますか?

なぜそうなったのか、歴史的背景もしっかり理解した上で行動したいものです。

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【婚約指輪】

婚約指輪にかかった金額を尋ねたところ、「30~40万円未満」が26%で最も高く、次いで「20~30万円未満」が19%、「40~50万円未満」が14%で続く。平均は41.9万円となった。

出典:ゼクシイ結婚トレンド調査2018 首都圏
出典:ゼクシイ結婚トレンド調査2018 首都圏

【なぜ給料3ヶ月分なの?】

「給料3ヶ月分」という神話はどこへやら。。

そもそもなぜ給料3ヶ月分なのか?なんと1970年代に遡ります。

デ・ビアス社が出した有名なキャッチコピーこそが「給料3ヶ月分」です。同じ時期、ヨーロッパでは「2ヶ月分」アメリカでは「1ヶ月分」でした。この違いは当時の為替相場が関係しています。(FPのブログっぽくなってきたぞ)

婚約指輪に使われるダイヤモンドやプラチナなどの貴金属は米ドルで取引されていることから、1970年台の日本の円は1ドル=307円の固定レートという今に比べると超円安で、それからは変動相場制に移行し、1975年〜1984年頃にかけての円相場は1ドル=250円ほどでした。

当時の日本の平均月収は約10万円、1,000ドルをメーカー希望販売価格にする戦略とすると、1,000ドル=307,000円、つまり給料3ヶ月分ですね。

為替を加味して日本では「給料3ヶ月分」というキャッチコピーが浸透したんですね。

郷ひろみさんがこの「給料3ヶ月分」を火付け役だったとかそうではないとか。

また、「稼ぎ頭の旦那に万が一のことがあっても、指輪を売れば3ヶ月分の生活費になるように」なんて噂もあります。売るのもどうかと思いますし、購入価格より値下がることは間違いないですし、だったら米国債を贈ったほうがいいですね。

時が経ち為替相場も変化して、現在では1ドル=110円前後です。女性の皆さん、「30万円〜40万円って、給料1ヶ月分くらいやんけ」と怒らないでください。今も昔も日本では30万円くらいが相場のようです。時代に合わせて妥当な感じになっています。ちなみに私は給料3ヶ月分の米国債を箱パカしてプロポーズする予定です。一生配当が入ってきますからね。

【結婚指輪】

2人分の結婚指輪の購入金額を尋ねたところ、「20~25万円未満」が29%で最も高く、次いで「25~30万円未満」と「30~35万円未満」がともに13%、「10~15万円未満」と「15~20万円未満」がともに12%で続く。平均は25.4万円となった。

出典:ゼクシイ結婚トレンド調査2018 首都圏
出典:ゼクシイ結婚トレンド調査2018 首都圏

普段身につける結婚指輪はこんな感じです。

婚約指輪は婚約の証しとして男性が女性に贈るのに対して、結婚指輪は結婚を機に男女で交換するものです。

なぜ指輪なのかというと、丸い形が太陽と月という「永遠のシンボルの象徴」であり、永遠を表すものと考えられました。なので永遠の愛を誓う結婚の時に夫婦が交換するのですね。

普段ずっと身に付けるものですから、二人で20万円という平均値は妥当なのではないでしょうか。あんまり高いと失くしたりしないか、傷つけてしまわないか心配ですからね。。

【婚約指輪(ダイヤモンド)の選び方】

婚約指輪といえばダイヤモンドですよね。ティファニーなどのブランドが人気が高いようです。これらにはブランド料が乗っていますから、ダイヤモンドの価値+リング加工費+ブランド料が販売価格ですね。

「どうしてもこのブランドがいい!』という強い気持ちがなければ、資産価値の高いダイヤモンドをお値打ちに購入したくありませんか?

物の値段というのは、間に仲介業者が多く入れば入るほど高くなります。だったらその仲介業者が少ないルートで購入すればいいわけです。つまりダイヤモンドを直輸入できる業者さんがいいですね。

私がオシャレだなと感じたのは「カラット数を指定する」というもの!

たとえば結婚記念日が4月27日だったら「0.427カラット」、付き合った記念日が12月24日だったら「1.224カラット」といった感じです。

さらに言うと、プロポーズのときはダイヤモンドのみ(ケースに入れた石と、カラット数が書かれたプレート)を渡して、後日2人で一緒にリングのデザインを決めに行くなんてのもやっているようです!これなら指のサイズがわからなくても安心ですね!(仮のリングをつけてプロポーズし、後で正規のリングに付け直すことも可能だそう)

ケースにダイヤを入れて
仮のリング付きも可能

名古屋にある指輪屋さんです。ご興味のある方はお問い合わせください。

【まとめ】

具体的な数字や、もっと細かいデータを知りたい人は「ゼクシイ結婚トレンド調査2018 首都圏」を見てください。今回は指輪だけの話でしたが、結婚にはお金がかかります。ご祝儀や親からの援助はアテにせず用意する努力をしましょう。(もし援助してくれたらラッキーくらいでいましょう)

結婚式費用についても、またの機会に執筆したいと思います。

男性は最低でも婚約指輪分くらいはいつでも出せるように準備しておきたいものですね。

私と結婚する人には米国債(30年債)を贈ります。詳しくはお問い合わせください。