HIBIKI FP OFFICE(愛知県名古屋市のファイナンシャルプランナー)の重永です。

「借金=悪いこと」と思っていませんか?

なのになぜ住宅ローンや自動車ローンを利用するのでしょうか?

借金をする=負債を抱える

身の丈に合っていない自動車をローンで購入するのは文字通り、家計が火の車です。

資産形成コンサルタントであるとらしげは資産を形成するための借金は「いい借金」だと思います。

実際、私自身も資産形成のために借金を活用しています。

(詳しいやり方はセミナーでお話ししています)

多くの日本人はなぜ「借金=悪いこと」と思っているのでしょうか?

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【多くの日本人が目指している目標は借金完済】

とらしげが金融機関で働いている時代、住宅ローンを抱えている人から共通していたライフプランは「退職金で住宅ローンを一括返済する」というものでした。

ライフプランを作ることは大切ですが、これはあまりにもテキトーすぎますし、お金の勉強をすると間違っていることがわかります。

「退職金を絶対もらえる保証はない」

まず、退職金を絶対にもらえると思っていることが危険です。

企業側は原則、退職金を支払う義務はありません。(就業規則に明示されていたら払わなくてはならないが、就業規則は変更可能)

「住宅ローンは個人が利用できる融資の中で最も低金利」

2021年では変動金利0.5%を下回る住宅ローンが主流です。

こんな低金利で利用できる融資は他にありません。

しかも住宅ローン控除が年末時点残高の1%も受けられます。

実質、金利なしで借りられるようなものです。

仮に退職金を受け取ったとしても、住宅ローンを一括返済してしまうと手元の資金が枯渇します。

私だったら、その時の住宅ローン借入金利よりも高いリターンが出せる運用に退職金を回します。

【「借金は悪」と思っている人の考え方】

「借金=利子を払う=損という考え」

先述の住宅ローンの場合は住宅ローン控除があり、実質金利負担はありません。

が、他の借金は基本的に利息を支払います。

「借金=悪」と思っている人にとって、この“借入利息“を支払うことが“損“という考えなのでしょう。

事業性の借金であれば利息は経費として認められて「利益縮小されるからまあいっか」となりますが、個人にとって利息はただのマイナスです。

できれば支払いたくないという気持ちもわかります。

早く借金を完済、もしくは繰上げ返済して利息の支払いを縮小したいでしょう。

「無借金がかっこいい」

という風潮はあると思います。

「住宅ローンを完済した」というのは栄誉と勘違いしている人が多いです。

これはやはり、先述の「無駄な利息を支払いたくない」という考えが多くの人に身についているからでしょう。

むしろ「借金がある=銀行から信頼されている」ということでかっこいいと思うのですが。。

「借金が減らない経験をしている日本人(高金利時代)」

ではなぜ、先述のような考えが根付いているのでしょうか?

それは実際に日本人が「返しても返しても借金が減らない」という恐怖の時代を生きてきたからでしょう。

2021年の住宅ローン借入金利は変動で0.5%を下回るのが主流です。

※ある指標となる金利から融通として−2%後に0.5%程度になるのが一般的

1984年や1991年は変動金利が8%を超えています。

仮に2%優遇してもらったとしても6%です。

今に比べると高金利ですよね。

仮に6%の金利で4,000万円を返済期間35年で借りると

・毎月の返済額228,075円
・初回の返済元本:28,075円
・初回の利息分:200,000円
・総返済額:95,791,500円
・内利息分:55,791,500円

1年で2,736,900円も返済しても、元本は35万円しか減りません。

確かにこれはオススメできませんし、「借金=悪」という考えになるのも納得です。

「なぜ低金利時代の今も借金=悪という考えなの?」

それは、先述のような1980年〜1990年代を現役で生きてきた人たちが子や孫世代に「借金はするな」と教育しているからだと考えられます。

たしかに1980年〜1990年代に現役だった人たちがする借金は最悪です。

しかし今は2021年、何が起きていますか?

2013年からの金融緩和政策で金利は非常に低く、お金も刷りまくっていてお金が余っている時代です。

2021年の現役世代たちの親世代がちょうど「借金=悪」と思っている人が多いでしょう。

その言葉を鵜呑みにしている人はいませんか?

生きている時代が違うので、2021年は「借金=悪なのか?」を考えてみてください。

【お金持ちはなぜ積極的に借金をするのか?】

「手に入らない物が手に入るという魅力」

借金の魅力として身近な例を挙げると、住宅を手持ちの現金一括払いで支払える30歳は少ないと思います。

貯金が1,000万円しかないのに、4,000万円の住宅が手に入るというのは、住宅ローンを利用できるからです。

他にも個人が利用できる借金で代表的なものが奨学金です。

経済的余裕がないから優秀な子でも進学を諦めざるを得ない。なんて悲劇を奨学金という借金を利用すれば子を進学させることができます。

このように借金することで手に入らないものが手に入ったり、自己資金を超える生活ができる可能性が生まれる魅力があります。

「お金持ちの考え方」

ここからは資産形成・運用に借金を活用する話です。

お金持ちの人は、借金を上手に活用することで資産形成のスピードを増加させることを知っています。

事実、無借金経営の企業よりも借金を活用している企業の方が成長スピードが早いです。

お金持ちは、たとえ手元に十分な資金があっても借金を活用します。

借金を活用して資産形成する代表格はやはり不動産投資です。

2,000万円のワンルームマンションを現金一括で購入するのと、借金して購入するのとでは、後者は借入金利分リターンが減ることになります。

なのになぜお金持ちは手元に十分な資金がありながら借金をして不動産に投資するのか?

一つの答えとして、何が起こるかわからないからです。

たとえば、不動産を購入後、経済危機で株価が暴落したときに現金がないと株は買えません。

株を買うための借金は基本的にできないと考えていいでしょう。

手元の資金を潤滑にしておくためにも、借入金利よりも高いリターンが得られるのであれば借金を活用して投資を行うのがお金持ちの考え方です。

合理的かつ効率的に資産を築いた結果お金持ちになっているのです。

「借金できる」というのは名誉あることです。

お金を借りられる信用があるというのは素晴らしいことなのです。

【まとめ】

「借金=損する=悪いこと」という時代を生きてきた日本人から間違った金融教育を受けた結果、低金利時代の今でも「借金は悪」という考えを持った人がいるということです。

お金持ちは時代に合わせた最も合理的かつ効率的な資産形成の方法を知っています。

あなたが実践している資産形成の方法は誰から学んだものですか?

もし親や祖父母世代から学んだのであれば、それは今の時代に合っているか考えてみましょう。

30年前は正しかったかもしれませんが、今はどうでしょうか。。

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