HIBIKI FP OFFICE(愛知県名古屋市のFP事務所)代表ファイナンシャルプランナーの重永です。
今年度も下半期に突入しました。
来年度4月から新天地での生活が始まる人は3月までに引っ越しますよね。
気が早いと思うかもしれませんが、上半期が終わる9月で異動する人も多く、賃貸物件の空きが多いのは10月後半〜11月だったりします。
賃貸仲介会社は2月〜3月が繁忙期なのでこの時期に行くのはオススメしません。
秋頃も忙しいのですが、年度末ほどではない、かつ物件数が多いのでオススメです。
(私は6月のオフシーズンに引っ越していますが。。値引き交渉しやすいから)
宅地建物取引士でもあるCFPの重永が、初期費用をボッタクられない裏ワザを紹介します。
【主な初期費用】
家賃(前家賃)※
共益費敷金礼金※
仲介手数料※
火災保険料※
保証料(保証会社加入)※
鍵交換費用※
ハウスクリーニング※
消毒費用※
消臭費用※
防虫費用※
安心サポート費用※
退去時クリーニング費用※(なぜか入居時に払わされる)
引っ越し費用※
※がついたものは、今まで(2回しか引っ越してないけど)私が値引き交渉・断ることに成功したものです。
【全ての業者がぼったくっているわけではない】
たしかにヒドイ業者も存在していますが、全てが悪いということではありません。
かと言って大手なら安心か?
私は過去2回とも全国規模の大手で契約しましたが、やはりかなり余分な費用が乗っかっていました。
あまりに悪質と思ったらその会社で仲介を頼まなければいいのです。
その相場を知らないから言われるがままの初期費用を支払ってしまうのです。
なんでもかんでも「安くしろ!」と言っていてはただのクレーマーです。
相場や不動産業界のルール(宅建業法)を知った上で、あくまで正しい主張をしていきましょう。
そのための勉強を当ブログで一緒にしていきましょう。
【仲介業者について基礎知識】
みなさんは家(部屋)を探すとき、どうしていますか?
テレビCMをやっている「お部屋探しは○○○○へ♪」とかに行きますよね?
それとも○ーモで条件を入力して検索、問い合わせをして来店していませんか?
主に入り口はだいたいこの2つでしょう。
来店後、その1社で決めていませんか?
「いい部屋みっけ!この会社に探しに来てよかったー。契約しよ。」
ちょっと待った!
その部屋、その仲介会社以外でも仲介してもらえます。(一部例外あり)
あなたが大家さんの場合、空室(家賃が入ってこない)期間を短くしたいですよね?
なので多くの仲介業者に「入居者募集よろしく!」と頼みたいですよね?
報酬形態は、実際に入居を決めた仲介業者に“成功報酬”として“仲介料”ないし“広告料”を支払います。
(最初に固定でいくらか広告料を納めて、さらに成功報酬という形もある)
なので、その部屋は他の仲介会社でも契約できます。
たとえばCanonのカメラが欲しいと思ったら、どうしていますか?
ビックカメラ、ヤマダ電機、エディオンどこでも同じものが買えますよね?
そしたら、一番安い家電量販店で購入しますよね?
最初にビックカメラに行ってその場で購入する人は少ないと思います。
【基本は比較、相見積もり】
初期費用をできるだけ安く抑えるためには他者と比較することです。
仲介会社に赴いていい部屋があったら、まずは初期費用の見積もりをお願いしましょう。
「人気の物件なので、仮でも申し込みしないと埋まっちゃいますよー」と1億%言われます。
何が何でもその物件じゃないと死んでしまうなら別ですが、その場で申し込んではいけません。
仮申し込みでもダメな理由として、
たとえばA社で仮申し込みして見積もりGET、その後すぐにB社で同じ物件の見積もりをしてもらい、B社の方が安いから契約しようとすると「いや、A社で仮申し込みしてるからB社では契約できません」ということが現実にあるようです。
法的な拘束力があるのかは不明です。(調べるのがめんどくさい)
なので、見積もりをもらうだけにし、最低でも2〜3社で比較することがポイントです。
「相見積もりをとって比較するだけで仲介業者が・・・?」
他の会社と比較する旨を伝えるだけで「仲介手数料を安くします!」などと言ってくる場合もあります。
関西の会社だと多いとか。。
営業マンとしてはその場で決めさせるのがセオリーなので、逃したくないわけです。
【まとめ】
安く賃貸契約する前の大前提のお話でした。
これを知っているだけでもかなりいいでしょう。
次回から数回にわたって、もっと細かく“値引き交渉テク”を解説していきます。
今は無料で公開していますが、そのうち非公開にしてWEB書籍化しようと企んでいる内容です。
お楽しみに。