HIBIKI FP OFFICE(愛知県名古屋市のFP事務所)の重永です。
今回は書籍の紹介です。
大ベストセラーになっているので、知っている人も多いのではないでしょうか?
これを読むと日本の金融教育がいかに遅れているかがわかります。
同時に、資産運用の重要さにも気付きます。
全てをお伝えすることは難しいので、中でも私が最も重要だと思うことを抜粋してご紹介します。
【トマピケティとは何者か?】
フランスの経済学者です。
ただの天才です。
外国の人が書いた本が日本でも多くの人に読まれています。
経済学者はもちろん、投資家の人たちにも有名です。
【本の内容をめっちゃ簡単に要約】
「資本主義のままだと貧富の差は拡がり続ける」ということです。
金持ちはどんどん金持ちに、貧乏人はいつまでも貧乏のまま。
金持ちの人はいいかもしれませんが、貧乏な人はイヤじゃないですか?
この本で言う「金持ち」になるのは難しくありません。
資産運用(投資)を始めればいいのです。
資産運用(投資)をしている人としていない人の貧富差が広がっちゃうよということです。
どういうことか?
【r>g】
難しい公式が出てきましたが、諦めないでください。簡単です。
rとは「資本収益率」で、投資家や不動産の大家さんのように金融資産から得られる収益のパーセンテージです。
gとは「経済成長率」で、会社員の人が企業で働く、工場で働くように労働に対して得られる収益のパーセンテージです。
r「資本収益率」が年間4〜5%、g「経済成長率」が1〜2%と述べられています。
r「資本収益率」の方が大きいですよね?投資をやっているのは主に裕福な人です。
時間が経てば立つほど両者の差が大きくなることを警告しています。
【gだけではいかん!】
gだけ、つまり労働で得た収益だけで生活するといつまで経っても金持ちにはなれません。
労働で得た収益を“浪費”するのではなく、“貯金”するのではなく、“r(投資)”に回しましょう。
資産形成し、ある程度まとまった資金を運用して“r”を獲得して資本主義社会を生き抜きましょう。
【まとめ】
「金持ちになれないやんけ。。オワタ」と諦めるのではなく、資産運用(投資)を始めて“r”資本収益を得ましょう。
何もやらないのがイチバンやばいです。