HIBIKI FP OFFICE(愛知県名古屋市のFP事務所)代表ファイナンシャルプランナーの重永です。
テーマ型ファンドって、買いたくなっちゃうんですよね。
わかります、その気持ち。
ですがプロからすると、冷静に考えれば割高ということに気付けます。
なぜ魅力的に感じるのか?なぜ割安(いま買えば儲かる!)だと勘違いしてしまうのか?
【テーマ型ファンドとは】
世の中で話題になっている(今後伸びると考えられている)テーマ、たとえば過去の例ではITやバイオなどに関連する銘柄に絞って投資するファンドのことを指します。
古い話になりますが、「AI・ロボット」関連の銘柄を組み入れている投資信託などがテーマ型として注目されました。(もう一度言います、古い話です)
大昔には「ブラジルW杯、リオオリンピック」でブラジルがきますよ!といったテーマ型もありました。
たしかに“明るい未来”が見えやすいです。
自動運転についてニュースで取り上げられていたタイミングで証券マンが家に来て「AI・ロボット」のテーマ型ファンドを薦められると「くるな」と思いませんか?
証券マンが薦めてくるものは、たいてい遅いと思います。(個人的な見解です)
というか、あなたが「くるな」と思っているタイミングが遅いです。
情報源がテレビ・ネットだけのあなたが思っているということは、プロたちはとっくの昔に気付いています。
そしてそのときには既に高値です。
【高値でも売れるテーマ型ファンドの謎を解く】
高値ということに気付いていないのでしょう。
これにはテーマ型の分配型投資信託ならではの落とし穴です。
高値のテーマ型ファンドを購入してしまう人の特徴
「毎月配当がしっかり出ているし、基準価額も下がっていて、AI・ロボットのテーマはこれから伸びると思うし、今が買いだ!」
「基準価額が下がっている今が買いだ!」と勘違いしています。
過去のチャートを見ると、たしかにそういうタイミングがありました。
しかし同じタイミングでそのテーマ型ファンドの組み入れ銘柄の株価を見てみると、どれも上場来高値や年初来高値を更新していました。
なのに基準価額が下がっているのはなぜか?
答えは簡単、分配金を出しているからですね。
投資信託は分配金を出すことで基準価額が下がります。
こんな基本的なことも知らず、個別銘柄の株価もチェックせずにテーマ型ファンドを割安だと勘違いしてしまったのでしょう。
こーゆー投資初心者のおかげでプロや証券会社は儲かっているんですねえ。。
【長期投資でテーマ型なんてリスクありすぎ問題】
先述のように割安だと勘違いして投資したりする人や、素晴らしいパンフレットに魅了されて明るい未来を想像して冷静な判断ができなくなって投資する人など。。
惚れこんだら終わりですね。
自分の考えは正しいと思って周りの評価などが聞こえずに客観的な判断ができなくなります。
悪材料が出ても、いい風に捉えようと脳がプロテクトしてしまいます。
すでに買った時が高値圏です。
話題が忘れ去られたら、一気に暴落するでしょう。
買うとしても、短期投資にしておきましょう。
【まとめ】
私は個人的にテーマ型ファンドはオススメしません。
証券マンが提案してくるということは、在庫処分です。
最後の最後に売ってこいという指令(ノルマ)があるのでしょう。
つまり、遅い。いちばんノッているときだから高値です。
じっくりコトコト長期投資で資産運用することをオススメします。
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