株式会社ヒビキエフピーオフィス(愛知県名古屋市の独立系FP事務所)の重永です。
“K字経済”と表現されている今の時代。
まさに“K”の形のように上がるものと下がるもので二極化しています。
お金持ちはさらに金持ちになり、貧乏人はさらに貧困になっています。
だったら、金持ちになれるようにシフトすればいいのではないでしょうか。
すると「お金がないんだから無理」と言う人が出てくると思います。
しかし、行動しなければ負け確定です。
少しでも富(資産)を増やすにはどうしたらいいのでしょうか?
【アメリカの景気回復】
コロナによるロックダウン等で停滞していた経済活動は、ワクチンの普及とともに回復傾向にあります。
GDP成長率も予想を上回る勢で回復しており、このまま一気にコロナ前の水準に戻るのではないかとも言われています。
「富裕層は金余り状態」
金融緩和で市場へ大量のお金が供給されています。
コロナの金融緩和についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
「コロナの金融緩和はいつまで?引き締めのタイミングを見極める方法」
貧困層は目の前の生活費に充て、富裕層は投資や宝飾品に資金を投入しています。
アメリカでは全国民への現金給付を複数回行っており、若者たちを中心に株式投資へ資金を投じています。
全国民への現金給付は富裕層にも行き渡ります。
高級品消費も旺盛で、2021年3月の宝石販売は前年同月比で約2倍に拡大したそうです。
「ダイヤ価格も値上げ」
ダイヤ価格を実質コントロールしているデ・ビアス社は昨年12月〜2月に3ヶ月連続で計10%程度の値上げを実施しています。
ピンクダイヤモンドは、2020年11月にアーガイル鉱山(全世界のピンクダイヤ産出量9割以上を占める鉱山)の閉山が決定し、その希少性から価格が上昇し続けています。
ピンクダイヤモンドについて詳しくはこちらの記事で解説しています。
「現物資産(投資)として注目されるピンクダイヤモンドの価格高騰が予想される理由」
「不動産価格上昇」
ウッドショックで木材の価格が1年で5倍近くになっています。
「木材価格高騰!ウッドショックで住宅(不動産)も値上がり?」
当然、住宅の価格も高くなり、中古住宅の価格や家賃も上昇しています。
不動産を保有している富裕層は、持っている資産価値が上がり、家賃収入も増えます。
【家賃滞納はコロナ前の数十倍】
お金持ちは宝石を買い、それが値上がりし、資産が増える。
一方で、貧困層は目の前の生活だけで余裕がなく、宝石はおろか投資もできません。
もちろん資産は増えません。
アメリカでは2021年3月に家賃を滞納している世帯が1,000万世帯(借り手の2割)になっています。
同月までの推計滞納額は約9兆8,000億円と、コロナ前の数十倍だそうです。
【貧富の格差拡大を説く「r>g」トマ・ピケティ】
rとは「資本収益率」で、投資家や不動産のオーナーのように金融資産や不動産から得られる収益のパーセンテージです。
gとは「経済成長率」で、会社員の人が企業でや工場で働く“労働“に対して得られる収益のパーセンテージです。
トマ・ピケティ氏によると、r「資本収益率」が年間4〜5%、g「経済成長率」が1〜2%と述べられています。
「r>g」ということは、倍以上働いても投資家や資産家の収益と同程度ということです。
時間が経てば経つほど、この差は拡大することを警告しています。
【どうすればいい?】
「r」の恩恵を受けられるものを持ちましょう。
株式や不動産ですね。
少しずつ増やしていけばいいのです。
買えるなら借金して不動産を買いましょう。
時間はかかれど借金は減っていき、自らの資産となります。
もちろん「g」も大切です。
本業である「g」の収益率も高め、同時に「r」も増やせば富裕層と同じ波に乗れます。
【まとめ】
コロナショックで株価が暴落した時、資金に余裕がある人は安い株価で株式を買い集め、今ではコロナ前の水準に戻っています。
資産が増えています。
一方で、金融資産や不動産を持たない貧困層は、景気が良くなっても特に恩恵はなく、逆に家賃の上昇などで生活は苦しくなっています。
経済危機や景気回復は読めません。
とんでもない事態になっても大丈夫な状態を作っておくことが資産形成・運用において重要です。
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