HIBIKI FP OFFICE(愛知県名古屋市のファイナンシャルプランナー)の重永です。
投資信託を換金した経験がある人は「解約請求」と「買取請求」のどちらかを選択する場面があったでしょう。
この2つの違い、ご存知ですか?
換金時に焦らないよう、今のうちに知っておきましょう。
【投資信託の換金】
投資信託を現金化することを“換金”といいます。
販売会社に換金したい旨を申し込みます。
「すぐ手元には入金されない」
原則いつでも換金できますが、実際に手元にお金が戻ってくるのは換金申し込みから数営業日かかります。
「すぐに換金できない投資信託もある」
“クローズド型”という投資信託があります。
これは一定期間は解約や換金ができないクローズド期間が設けられている投資信託です。
こうしたものは急な入用時に現金化できませんので、スタート時に注意が必要です。
いわゆる「流動性リスクが高い」ということですね。
【投資信託の換金方法】
投資信託の換金方法には2つの種類があります。
どのような違いがあるのでしょうか?
「その前に投資信託の仕組みをおさえておく」
図で確認しましょう。
販売会社やら運用会社やら信託銀行やら色々とあります。
「買取請求」
“買取請求“は、投資家が投資している投資信託を販売会社に買い取ってもらう方法です。
販売会社とは主に証券会社や銀行、郵便局などです。
販売会社は買取後に他の顧客に投資信託を売るだけの窓口です。
「解約請求」
“解約請求“は、運用会社が投資家の投資している投資信託の一部を取り崩して用意した資金を換金する方法です。
【買取請求と解約請求、オススメは?】
実際に投資信託を監禁する手続きの時に「買取請求」か「解約請求」のどちらかを選択しなければなりません。
どちらがいいのでしょうか?
「税金は変わらない」
換金時にかかる税金はどちらも同じです。
2009年の税制改正以降、投資信託の解約請求&買取請求にかかる利益と損は株式等の譲渡損益と損益通算できるようになりました。
税金も20.315%です。
口座開設時に特定口座(源泉徴収あり)を選択していれば確定申告することなく、他の投資信託や上場株式等と損益通算が可能です。
※譲渡損失の繰越は3年間
「オススメは?」
ぶっちゃけどっちでもいいです。
税金は変わらないし。
私は手続き時に選択する際、上段に配置されている方を選択しています(どっちだったかも覚えていない笑)
【投資信託は中長期運用に適している】
投資信託は短期売買するものではありませんので、換金する機会は滅多にないかと存じます。
少ない資金でも多くの投資先に分散投資できる投資信託は、中長期間保有して資産を増やすことに適しています。
「投資信託に投資したけど、やっぱり手元にお金が必要になった」という計画性のないようなことはしないように気をつけましょう。
無駄な手数料がかかるだけです。
そのためにも自身の収入と支出を明らかにし、無理のない範囲で投資をしましょう。
【まとめ】
投資信託を換金する際、選択肢が2つあって焦ります。
「買取請求」と「解約請求」の違いを知っていたら、スムーズに進みます。
知らないと、都度調べる手間が発生します。
結論「どっちでもいい」と覚えておきましょう。
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