HIBIKI FP OFFICE(愛知県名古屋市のFP事務所)代表ファイナンシャルプランナーの重永です。

今回はETFのメリットとデメリットです。

ほとんど投資信託と変わりませんが、ETFだからこそ気をつけたいこともあります。

逆にETFだからこそのメリットもあるので、勉強していきましょう。

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【メリット】

①少額で広く分散投資が可能

一般的な投資信託にも言えることですが、ETFが投資対象としている指数は様々な銘柄から構成されています。

そのため1銘柄のETFを保有することで、かなり広く分散投資することができます。

分散投資の幅が広ければ広いほどリスクも分散されますね。

②初心者でも値動きを把握しやすい

ETFは日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)、NYダウ平均等のニュースでよく目にする指数と同じ値動きを目指して運用するため、初心者でも値動きを身近に感じやすくわかりやすいと言えます。

③いつでも市場で売買可能

ETFが一般的な投資信託と違うところは、証券取引所に上場されており、市場で売買されているという点です。

上場株式と同じ取引方法で、「指値注文」や「信用取引」を行うことができます。

コストが低い

ETFは一般的な投資信託と比較すると信託報酬は低いです。

信託報酬が低い理由は以下の通り

・一般的な投資信託とは異なり、販売会社に支払うコストがない
・インデックス運用のため、いちいち企業調査などをしなくて済む
・株式売買を行う必要がないため、それにかかるコストが少ない(現物拠出型のETFの場合)

⑤選択肢が多い

日本株式に限らず、国内債券、外国株式、外国債券、不動産投資信託など、様々な指数に連動するものがあります。

【デメリットとリスク】

「デメリット」

基本的に自動積立投資ができない

基本的にETFは市場の価格を確かめながら売買を行うので、自動積立投資ができません。

と見せかけて、一部の証券会社ではできるらしいです。知らんけど。

株式累積投資(毎月一定額で株式を買い続けること)の対象銘柄となっている場合もあります。

分配金を自動的に再投資できない

ETFの分配金は自動で再投資する仕組みがありません。分配金を再投資したい場合は手動で買い付けなければなりません。めんどくさい。

「リスク」

①価格変動リスク

一般的な投資信託と同じですね。組み入れたものの価格によって変動します。もちろん元本保証ではありません。

発行体リスク(リンク債のみ)

リンク債に投資する場合、そのリンク債の発行体の財務状況によってETFの価格が変動します。

価格乖離リスク

各指標に連動を目指すETFですが、市場の急変などが起きると指数の値動きから乖離することがあります。あくまで「目指す」なので、完璧に同じ値動きにはならないんですねえ。。これはリスクと言えます。

ETFには「市場価格」と「基準価額」の2つがあります。(上場株式と投資信託としての2つの性質があるため)

この市場価格と基準価額が乖離する可能性があります。

【まとめ】

どれも完璧な商品はありませんね。

リスクがあれば、その分リターンがあるはずです。

自分が選択できるリスクを厳選し、できるだけリターンを増やすことが理想です。

株式、債券、投資信託、ETF、それぞれのリスクとリターンを理解すれば最適な運用方法がわかるはずです。