HIBIKI FP OFFICE(愛知県名古屋市のFP事務所)の重永です。
もうすぐ今年も終わりですね。
もういくつ寝るとお正月でしょうか。
今年はキャッシュレス決済元年と言われています。
みなさん、お正月の賽銭の準備は済んでいますか?
銀行によっては両替するのに550円かかるところもあります。
ついに賽銭もキャッシュレス化の波がきている話題があったので紹介します。
【キャッシュレス化はメリットだらけ!?】
個人的に言わせてもらえば、賽銭は小銭が大半であり、数えるのも銀行に入金するのも大変です。
それこそ賽銭金額を数える人件費や銀行への手数料がかかります。
完全キャッシュレス化は難しいにしろ、導入することによって不利益になることはないのではないでしょうか。
むしろこのキャッシュレス元年のタイミングで導入しなかったらいつするの?という感じです。
賽銭箱に小切手で縁起のいい金額を書いて入れている人もいます。(豊川稲荷でよく見かけます)
これもキャッシュレスですよね?
「賽銭は現金だろ!」と言っている人は、頭の固さを自慢したいのでしょうか?
【既にキャッシュレス対応している神社】
なんと2012年からキャッシュレスに対応している神社もあります。
時代を先取っている。。
もちろん、否定的な意見もあったようです。
「愛宕神社(東京都)」
この愛宕神社が2012年から賽銭のキャッシュレス対応をスタートしました。
年に一度(1月の仕事始め)だけのようです。
オフィス街にあることから、ビジネスマンからの要望が多くて導入を決めたようです。
「下鴨神社(京都府)」
外国人観光客が多い京都の鴨神社でもキャッシュレス決済に対応しており、アリペイも利用できるそうです。
お賽銭箱の横にタブレットがあり、希望する決済方法を選択して決済できるようになっています。
「黄金神社(岐阜県)」
お金の神様を祀っている黄金神社も今年6月からキャッシュレス決済に対応したようです。
高山市の電子地域通貨である「さるぼぼコイン」とQRコード決済Origami Payを導入しているそうです。
ぜひQUICPayも導入していただきたい。
【昔は賽銭もお金ではなかった!?】
神社はお金が流通する前からありますよね。
ではお金がない時代はどうしていたのか?
お米や作物を賽銭の代わりに供えていたようです。
賽銭がお金になった時代も、否定的な意見があったのでしょうか?
こういう背景から考えれば、キャッシュレス化するのは当然の流れであり、それを否定するのはどうかと思います。
【賽銭は課税されない】
国税庁の「宗教法人の税務」によると、お布施(賽銭)、お守り、お札などの販売は非課税です。
が、絵はがき、写真帳、数珠、暦などの販売は収益事業とみなされて課税されるそうです。
賽銭をキャッシュレス化するからといって非課税にならなくなるわけではありません。(って税理士の人が言っていました)
キャッシュレス化に反対している関係者は、課税されたくないから反対しているようなことを言っているそうですが、問題ないですよー。
むしろ現金だと「5円」を投じている人も、キャッシュレス決済になったら「45円」にしたりして、お賽銭総額が増えるような気もするのですが。。
【まとめ】
キャッシュレス元年に導入しなかったらいつするの?
両替する手間も省けるし、集計の手間も省けるし、泥棒される心配もないし、いいことしかありません。
外国人観光客が外国の硬貨を投じることも多く、それらは両替手数料の関係で神社側からしたら困るそうです。
「8,888円」のような縁起のいい金額での賽銭も容易になります。
神社関係者の皆様、導入を前向きに検討してください。