HIBIKI FP OFFICE（愛知県名古屋市のFP事務所）の重永です。
医療保険や入院保障は必要ないと思っている派です。
実際、新型コロナウイルスに感染したら保障の対象になるのでしょうか？
【入院保障】
入院保障を受けられる要件として「健康保険対象の医療機関に入院」というものがあります。
話題になっているクルーズ船やホテルに隔離されても保険金支払いの対象にはなりません。
災害時などの「医療機関が機能していない状況」などに限っては特例として医療機関に入院しなくても保険金支払いの対象になりますが、新型コロナウイルスの場合はこれに該当しませんね。
隔離されるならホテルの方が良いという人もいるかもしれませんが、医療保険（入院）に加入しているならば医療機関で隔離してもらったほうがいいでしょう。
【クレジットカードの旅行保険】
年会費有料のクレジットカードには海外旅行保険が自動付帯しているものが多いです。
（年会費無料のカードでも、旅行代金をそのカードで決済したら保険が付帯するものもあります）
この保険で旅行中に新型コロナウイルスに感染したケースはカバーできるのでしょうか？
たとえば私がメインとして使っているうちの1枚「SPGアメックスゴールドカード」の場合
このカードに付帯している保険の補償を受けられるのはカード会員本人および配偶者、カード会員と生計を共にする子・両親などの親族に限られます。
私が海外旅行中に新型コロナウイルスに感染した場合、
「疾病治療費用保険金」を最大200万円まで受け取れます。
（旅行代金をカードで決済していないことにしました）
ちなみに現地での治療費はもちろん、医療機関への交通費も全て保険金請求の対象になります。
ちなみにちなみに、同じ補償内容が付帯しているカードをもう1枚保有していれば、そちらのカードの保険金も請求することが可能です。
【旅行終了後も保障の対象】
旅行から帰ってきてから72時間以内に発病しても保険金請求の対象になります。
（ただし、旅行中に原因が発生したものに限る）
【注意！病死は対象外】
海外旅行中に死亡保険金5,000万円もしくは1億円を受け取れるのは、あくまで事故が原因の死亡・障害状態になったときです。
疾病にかかって、のちに死亡してもこの保険からは保険金は支払われません。
心配な人は、別で旅行保険に加入しなければなりません。
【まとめ】
いい機会なので、自分の保有しているクレジットカードの補償内容を確認してみましょう。
意外と「旅行中にカメラを壊した」ときにも保険金請求できることを知らない人が多いです。
これを知らないだけでも数万円〜数十万円も損しますからね。
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