HIBIKI FP OFFICE(愛知県名古屋市のFP事務所)の重永です。
2013年に金融緩和政策が発表されてから超低金利時代に突入しました。
金利はどんどん下がり、2016年にはマイナス金利へ。
金融リテラシーが低い人たちに何が起きたのか?
マイナス金利のことを「銀行にお金を預けていると金利を取られるのがマイナス金利だ」と勘違いしてタンス預金へ移し、特殊詐欺で現金を騙し取られました。
この「預金=金利を取られる」ということが現実に起きるかもしれません。
【口座維持手数料導入へ?】
マイナス金利だから預金していると金利が取られるというわけではありません。
が、口座維持手数料という名目で口座を保有していると手数料を取られるようになるかもしれません。
なぜなのか?
「銀行の収益悪化」
超低金利によって銀行の収益は悪化しています。
銀行は預金を集め、それを融資として貸し出し、預金金利と融資金利の利ザヤが大きな収益になっています。
この大きな収益が悪化して他で収益を上げなければならず、外貨建て保険や投資信託を販売に注力しました。
が、たいした知識もなく販売することで特に外貨建て保険において苦情が急増しています。(中には保険販売から撤退するところも)
収益の柱が少なくなっているのです。
「印紙税が負担に」
銀行の通帳には、1口座あたり年間200円の印紙税が課されています。
何年も使っていない通帳、持っていませんか?
その通帳にも上記の印紙税が課され、それは銀行が負担しています。
銀行にとって預金は、金にならないお荷物なのです。
(預金を集めないと融資できないけどね)
「銀行の銀行にお預けるのはマイナス金利」
銀行の銀行は日本銀行です。
銀行の運用方法は日本国債です。
日本国債の利回りは10年未満だとマイナス金利です。
預けるだけでお金がかかります。
銀行は、預金者から預金を集めれば集めるほど赤字です。
【新型コロナウイルスの影響も?】
パンデミックリスクから、アメリカは緊急利下げに踏み切りました。
「アメリカの話でしょ」と他人事に思っていてはいけません。
これは「アメリカが利下げして不景気対策したんだから、日本もやってくれよ」という暗黙のプレッシャーです。
実際に日銀総裁の黒田さんが「適切な金融市場調節や資産買い入れの実施を通じて、潤沢な資金供給と金融市場の安定確保に努めていく」とコメントしたと新聞に大きく載っていましたね。
日本がさらなる金融緩和を行えば、先述の銀行の悩みも拡大します。
【まとめ】
個人的には口座維持手数料導入には賛成です。
使っていない口座を減らすチャンスですし、銀行の提供するサービス向上に繋がるのであれば利用者にとってもプラスでしょう。
預金にするのではなく、株や投資信託、そして不動産などのインフレに強い資産を保有しましょう。
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