HIBIKI FP OFFICE(愛知県名古屋市のFP事務所)代表ファイナンシャルプランナーの重永です。
今や世界中で使われているQRコード、開発から25年以上も経っているって知っていましたか?
しかも開発者は日本人、しかも愛知県でQRコードは生まれています。
キャッシュレス決済が普及する中で、QRコードに焦点を当てたいと思います。(理系っぽい内容になりそうです)
【QRコードとは】
ご存知の通り、スマホなどのカメラで読み取ると、アドレスなどの情報が読み取れる技術です。
似たような技術で「バーコード」がありますね。これは「一次元バーコード」と呼ばれています。
このバーコードとの違いは、情報を横並び一列に記録する「一次元コード」が「バーコード」、情報を縦と横の2列に記録する「二次元コード」が「QRコード」であることです。(文系の人、ついてきてますかー)
簡単に言うとQRコードはバーコードの数十倍から数百倍の情報を格納できるということです。
そんなQRコード、元々の用途は工場で商品や機械を管理する目的で開発されました。
「特徴(主なメリット)」
大容量をを記録できる
前述の通り、バーコードに比べて大容量のデータを記録できます。
例えば、スーパーで見かける一次元バーコードは、「金額・賞味期限・量」くらいしか記憶できないのに対し、
QRコードでは「金額・賞味期限・量・産地・生産者・調理方法・製造会社のプロフィール」みたいなかんじで、膨大な情報を読み取れます。
どの角度からも高速で読み取ることが可能
斜めからでも、反対向きでも、どんな角度でも高速で読み取ることができます。
よくLINEを交換するときに、わざわざ向きを揃えて読み取ろうとする人もいますが、反対向きでも読み取れるので知っておかないと恥ずかしいですね。。
電柱のような円柱に貼り付けられていても正確に読み取れます。
破損や汚れに強い
これはマジですごい。例えばQRコードの一部が欠損していても、コード自身がデータを復元する「誤り訂正機能」を持っています。(なんじゃそりゃ)
話せば長くなりますが、気になる人は検索してみてください。
極端な話、30〜40%くらい隠れていても正しく読み取れます。
スマホなどのカメラで読み取りができる
QRコード専用の読み取り機を必要としませんね。
ここまで普及した大きな要因と言っていいでしょう。
「何に使われているのか」
QRコード決済
世界的で、日本でも普及しているQRコード決済ですねだ。
レジに設置されたQRコードを読み取るか、自分のスマホ画面に表示されたQRコードを店側に読み取ってもらう2パターンがあります。
ちなみに私の飲食店でもQRコード決済が使えます。
チケット
スポーツ観戦やコンサートはもちろん、飛行機などの交通機関でもQRコードによるチケットレス入場を導入していますね。
私もここ数年、飛行機のチケットを紙媒体で発券したことがありません。
連絡先交換
LINE交換するときはよっぽどQRコードでしょう。
わざわざID、名前、電話番号で検索する手間がなくなります。
ちなみに私はアップルウォッチでQRコードを表示してスムーズに交換しています。
モテますよ。
製造現場での在庫や工程などの管理
当初の開発理由である用途でも活躍しています。
在庫や機械の部品管理から、製造工程まで幅広くも使われています。
他にもアパレルの入出庫管理や店舗での在庫管理などにも使われています。
【開発者は日本人?】
QRコードは今から25年前、愛知県で生まれました。
1994年に株式会社デンソーウェーブの原昌宏氏が開発しました。(会ってみたい。。)
もちろん特許も取得しているわけですが、ライセンス使用料をフリーにしました。
「え、無料で提供するなんて神?」って感じですが、QRコードを世界中で普及させることを目指してのフリー化です。
例えば、今でこそPDFって当たり前に開けますが、あれは「Adobeリーダー(閲覧ソフト)」があるからですね。あれって、なぜ無料なんでしょうか?
それはAdobe社がPDFを普及させるために「Adobeリーダー(閲覧ソフト)」を無料で世界中に配って広めたからですね。これと同じです。
【まとめ】
QRコードの歴史、愛知県民なら知っておきたいですね。
読み取りもどんな角度でもできます。正しい角度で読み取ろうとすると恥をかきますので覚えておきましょう。
近い将来、キャッシュレスが進み、カードレスも進み、スマホレスも進み、時計みたいな小さな端末で買い物から医療機関の受診などなんでもできるようになりそうですね。
開発者の人、刈谷にいるのかな?