HIBIKI FP OFFICE(愛知県名古屋市のファイナンシャルプランナー)の重永です。
資産形成・運用はとにかく資産を分散させることが重要です。
大きな括りとして
- 金融資産(株式や債券など)
- 不動産
- 現預金
大きな括りとして、この3つに分けて保有することを財産三分法と言い、多くの投資家が実践しています。
資産形成・運用は分散させることがとにかく重要です。
「有事の金」とも言われる金は現物資産の代表格であり、現物資産を保有することも財産を分散させる手段として有効です。
お金持ちが美術品を収集するのは、ただの趣味ではなく財産を現物資産として保有するという意味もあるのです。
今回は現物資産の中でも、いま(とらしげの中で)話題の「ピンクダイヤモンド」について紹介します。
ピンクダイヤモンドとは?
その名の通り、ピンク色のダイヤモンドです。
カラーダイヤモンドの中でもピンクダイヤモンドは特に貴重で、産出量も非常に少ないのが特徴です。
また、他のカラーダイヤモンドは「どの成分が、どういう配合で色が変化するのか」は解明されていますが、ピンクダイヤモンドは「なぜピンク色になるか」が解明されていないそうです。
2020年末、ある出来事を境に価値が急上昇しています。
世界シェア9割のアーガイル鉱山が閉山
世界で採掘されるピンクダイヤモンドの約90%はオーストラリアのアーガイル鉱山から採掘されています。
そのアーガイル鉱山が2020年11月に閉山することを発表しました。
数年前から閉山の噂はありましたが、正式に閉山が決定しました。
2021年中に最終ロットの販売し、5年をかけて廃炉を行います。
つまり、アーガイルブランドのピンクダイヤモンドは二度と手に入らないことが決定しているのです。
鉱山を所有しているのはイギリスの会社
鉱山はオーストラリアのキンバリーという地域にありますが、所有しているのはイギリスの企業リオ・ティント社です。
二度と手に入らないアーガイルブランド
世界シェアの約90%以上をオーストラリアのアーガイル鉱山が占めていますが、残りはどこの国が採掘しているのでしょうか?
主にロシアと南アフリカです。
「なんだ、完全にピンクダイヤモンドが採れなくなるわけじゃないのか」と思うかもしれません。
厳密にいうと「アーガイルブランドのピンクダイヤモンドが採れなくなる」ということにります。
そもそも、アーガイル鉱山で採れるピンクダイヤモンドというのは色が濃く鮮やかなのが特徴です。
ピンクダイヤモンドの色の分類として用いられる用語を用いて説明すると、
アーガイルブランドのピンクダイヤモンドはファンシーカラーの中でもインテンス(Intense)やヴィヴィッド(Vivid)と呼ばれるピンク色が濃い鮮やかなものを指します。
一方でアーガイル鉱山以外(ロシアや南アフリカ)で採掘されるピンクダイヤモンドは色が薄いのです。
そのため、ある一定以上の濃さと鮮やかさを持つピンクダイヤモンドは「アーガイルブランド」と呼ばれ、人気があります。
アーガイル鉱山以外(ロシアや南アフリカ)で採れるピンクダイヤモンドはライト(Light)やダーク(Dark)と呼ばれ、ピンク色が薄く、鮮やかではない暗いものを指します。
買うならIntence以上
「ピンクダイヤモンドの価値が上昇するんだ!」と思い、知識なく購入に走るのはやめましょう。
たとえばカラーグレード「Light(色が薄い)」を買っても、ロシアや南アフリカに存在する現役の鉱山から採掘されます。
「もう新たに手に入らない」から価値が上昇することが予想されるのであって、今も新たに採掘されるものの価値が上がり続けるのか?と言われれば、どうでしょうか。
資産運用の基本は分散
資産形成・運用の基本は、とにかく分散です。
「何が起きても大丈夫」という状態をキープしておくことを目指すのです。
たとえば資産の割合のほとんどが株式だと、コロナショックのような大暴落時に資産は大幅に減ります。
しかし、資産の割合が株式・不動産・現金と均等に分けられている場合、株式相場が大暴落しても他の資産に影響はほとんどありません。
さらに、現金を持っていることで暴落した安い株価で新たに株式を購入することができ、株価が回復したら儲かります。
これを「財産三分法」と言い、多くの投資家が実践しています。
現物資産として保有する
現物投資の代表は「金」です。
「有事の金」とも言われ、経済が不安定な時は金の価格が上昇する傾向にあります。
これは、株式として保有しておくことを不安がり、一旦資金を市場から引き揚げて、その「モノ」自体に価値がある「金」を保有しようと殺到するからと言われています。
事実、金の価格が2020年に最高値を更新したニュースは記憶に新しいです。
このように、資産を分散する(逃す)という意味でも現物資産を保有することは投資家にとってセオリーと言えます。
なぜか?
たとえば「明日から日本円の価値は0です。お札はただの紙切れ、硬貨もゴミです」となったらどうしますか?
外貨を持っている人はそれを通貨として利用して決済できます。
が、日本円しか持っていない人、円建て保険や円建てで株式を保有している人は財産が0になってしまいます。
こうした状況で現物資産(金やダイヤ)を持っていれば、それを売ることで価値のある外貨が手に入ります。
「資産を逃しておく」というのは、こうした最悪のリスク(日本の財政破綻、ハイパーインフレ)を想定し、備えておくということです。
「外貨を保有する」となると海外の銀行口座を開設して、、、と手続きが大変です。
が、現物資産を保有することは上記に比べて簡単です。現物資産を持つということは、手軽に資産を逃しておく(リスク分散)ことが可能になるのです。
ちなみに今から金に投資しようと考えている人はこの動画を観ることを推奨します。
現物資産はインフレ(物価上昇)に強い
インフレ(物価上昇)とは、モノの価値が上がるということです。
1本100円だったジュースが、仮に2%インフレ(物価上昇)すると1本102円になります。
インフレ(物価上昇)する前と後では、ジュースの価値が上がっています。
これは同時に、現金の価値が下がっているということです。
インフレ(物価上昇)する前はジュース1本と100円玉を交換することができましたが、インフレ(物価上昇)した後ではジュース1本と100円玉を交換することができません。
なぜならジュース1本102円だからです。
現物資産は「モノ」です。
インフレ(物価上昇)すれば、自ずと価値が上昇すること、これは誰でもわかるでしょう。
現預金はインフレ(物価上昇)に弱い
2021年、あなたが100万円を持っているとします。
30年後、その100万円は同じ価値でしょうか?
答えは「インフレ(物価上昇)していたら100万円の価値は下がっている」です。
仮に毎年2%インフレ(物価上昇)したら30年後には現金の価値は約半分になります。
100円だったジュースが200円になるわけですから、100万円で買えるジュースの本数は半分になります。
額面は同じ100万円ですが、手に入れられるものが少なくなってしまうのです。
「投資は怖いから元本保証がいい」という考えで預金金利0.01%の定期預金にしていたら、その定期預金の価値はインフレ(物価上昇)とともに下がっていきます。
現預金として保有するということは、穴の空いている財布にお金を入れていることと同じです。
現物資産のオススメはピンクダイヤモンド
現物資産の代表例で「金」を挙げましたが、他にも高級時計のロレックスも注目されています。
確かにプレミアがついて価値が上昇し、「ロレックス投資」で儲かっている人もいますが、あくまで人間が作り出すことができるモノです。
対して、人間がどれだけ頑張っても採掘することができないピンクダイヤモンド、あなたはどちらを現物資産として保有したいですか?
難しいのは買い方
株式投資と違って、現物資産(投資)の難しいところは「販売側の利益が乗る」ということです。
シンプルにお買い物なので、販売側も利益を載せないと商売が成り立ちません。
投資として保有する場合は、利益分も回収する見込みがあって初めて成り立つということを念頭に置いておかなければなりません。
逆に言うと、この利益分をいかに縮小して手に入れるかさえクリアできればいいとも言えます。
単純な話で、中間マージンを最小限にすればいいのです。
①鉱山→ブローカー→問屋1→問屋2→ブランドショップ→客
②鉱山→ブローカー→お店→客
あなたならどちらから購入したいですか?
ピンクダイヤモンドの場合、石だけ購入するならばショップブランドは無意味です。
実際に買ってみた
これだけ書いて、書いた本人が保有していないと信憑性に欠けます。
20年以上のキャリアを誇るジュエリー専門家から2石購入しました。
・Fancy Intence Purplish Pink
・Fancy Intence Pink
なぜ私がこのグレードを買ったのかは「ある秘密(コツ)」があります。
家にも事務所にも置かず、銀行の貸金庫に保管しているので襲いに来ないでください。
ちなみに無色透明のダイヤモンドも値上げするとデビアス社(ダイヤモンド界で圧倒的な力を持つ会社)が発表しています。(5%程度)
婚約指輪を購入予定の人も、私の知人で名古屋にサロンを構えているジュエリー専門家を紹介します。
【まとめ】
ピンクダイヤモンドは、世界シェアの約90%以上を誇るアーガイル鉱山の閉山によって価値が上昇することが予想されます。
資産運用の基本である分散の選択肢の一つ、現物資産としてピンクダイヤモンドを保有することを考えるのもいいでしょう。
価値上昇が予想されるアーガイルブランド、カラーやグレードなどの買い方を間違えないようにしましょう。
現物資産はインフレ(物価上昇)に強いです。
逆に現預金はインフレ(物価上昇)に弱いです。
現預金で保有する余裕資金があるのならば、ピンクダイヤモンドを保有することを検討してみてはいかがでしょうか。
現物投資のポイントは「いかに安く買うか(余分な利益を省くか)」です。
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