HIBIKI FP OFFICE(愛知県名古屋市のFP事務所)代表ファイナンシャルプランナーの重永です。
キャッシュレス元年と言われている今年、そもそもスマホを利用した決済方法だけをキャッシュレス決済と勘違いしているマダムがいました。
復習がてら解説をします。
また、JCBが面白い調査結果を発表していましたので、それも紹介します。
【キャッシュレス決済の定義】
キャッシュレスを簡単に説明するとは「現金以外の方法で決済する」ことを指します。
なので、最近急増しているスマホ決済はもちろんクレジットカード、交通系ICカードもキャッシュレス決済です。
テレホンカードで電話をかけるのもキャッシュレス決済です。
「大きく3種類に分けられる」
支払いが発生するタイミングを3つに分けられます。
「前払い」「即時払い」「後払い」です。
「前払い」はプリペイド方式のことで、主に交通系ICカードのように、事前に一定金額をチャージする方法が「前払い」になります。
「即時払い」は決済した瞬間に支払いが発生するもので、代表格はデビットカードです。
デビットカードは決済した瞬間に銀行口座から決済金額が引き落とされます。
「後払い」は決済した後(翌月等)に決済金額が請求(引き落とし)されるものです。
クレジットカードは「後払い」ですね。
【キャッシュレス決済のスピード】出典(データ元):JCB
・非接触型が8秒
・クレジットカードが12秒
・QRコードが17秒
・現金が28秒
キャッシュレス決済は、現金払いよりも平均16秒も速いことが調査結果からわかります。
レジでの16秒って長く感じますよね。
並んでいたら、後ろの人にも申し訳ないです。
この16秒、現金主義者が完全にキャッシュレス派に移行すれば年間約3時間も時間が節約できます。
(映画1本観れますね。。)
店舗のレジ担当者の労働量は1店舗あたり1日約4時間も減少するという結果になりました。
(大きな人件費削減が可能に。。)
どちらの結果も、日本経済の成長スピードを遅らせていると言えます。
現在のキャッシュレス普及率のままだと、完全キャッシュレス化と比べて、日本全体で1日約22億円分、年間で約8000億円分の時間をロスしていることになります。
キャッシュレス化が進んでいる諸外国はこの無駄なロスがない分、日本の経済成長を追い抜くスピードが上がるということです。
【ATMに行く時間】
年間、何回ATMで現金を引き出すことに費やしていますか?
キャッシュレス決済に移行すると、この時間も大きく削減できます。
【まとめ】
国が本腰を入れてキャッシュレス化を進める理由がわかりますね。
単純にオリンピックまでに!だけではなく、インバウンドでの経済成長も狙える、日本国民一人一人の経済成長にも繋がる意図があるのです。
レジで並んでいる際、前の人が「PayPayどうやってやるねん」とレジの人を困らせていても優しく見守ってあげてください。