HIBIKI FP OFFICE(愛知県名古屋市のFP事務所)の重永です。

日を追うごとに感染者が増えている新型コロナウイルスが心配ですね。

なのに国会では野党が「桜を見る会」について“意味のない質問”を繰り返しています。

話し合うお題が違うだろとツッコむ気力もありません。。

我が国、日本がいかに新型コロナウイルスをナメているか解説します。

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【日本のコロナウイルス対策費】

なんと153億円です。(2月13日発表)

出典:新型コロナウイルス感染症に関する緊急対応策

国民一人当たりに換算すると130円弱です。

皆さんどう思いますか?

世界的にパンデミックリスクが広がれば、不安から日本円が買われて円高になるかなと思いましたが。。

日本のやばさに気付いた投資家たちはさっさと円を売って円安になっていますね。

実際に感染者の数は増え続けており、民間が自主的にイベントの自粛を決定しています。

普通だったら政府が「自粛してねー」と言うものかと思いますが。。

【香港の対策費は?】

香港政府は、新型コロナウイルスの防疫・感染対策基金の予算を当初は250億HKD(3,500億円)と表明していましたが、2月19日に財務委員会へ提出した予算案は300億HKD(4,200億円)と発表しました。

出典:日本貿易振興機構(ジェトロ)、アジア経済ニュース

香港国民1人当たり約5万7千円です。

日本の何倍でしょうか。。

この予算の中には患者の治療などにかかる費用はもちろん、病院や医院管理局への補助、観光業や飲食業、そして小売業への補助金も含まれています。

治療にかかる費用はもちろん、二次的な影響である経済への補助もしっかり盛り込んでいます。

ウイルスが収束しても、しばらくは旅行客の減少や外出の自粛などの影響で経済が滞ることに対策を打っています。

さらに、上記の予算とは別で低所得者などに補助金を出す案もあるそうです。

【何故こんな差が?】

2003年のSARS流行時には香港経済はマイナス成長でした。

香港はこうした苦い記憶もあり、今回の対策強化に繋がっているのでしょう。

日本は感染に直結することだけに、香港は感染にかかることはもちろん、加えて経済への影響に対しても対策していると言えます。

【まとめ】

日本は初動も遅く、対策も十分でなく、感染拡大を防げませんでした。

休業を決めたピューロランドのように打撃を受ける産業(とくに観光・飲食・小売業)への補助なども明確になっていません。

ここまで感染が拡大したのは仕方ないとして、ここから日本政府がどうにかしてくれることを期待です。

次の国会でもコロナウイルス以外の話題で足の引っ張り合い劇場なのでしょうか。

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