株式会社ヒビキエフピーオフィス（愛知県名古屋市の独立系FP事務所）の重永です。
弊社が推奨するクレジットカードの大幅変更情報がリリースされましたので、共有しなえればならないという使命感に駆られ執筆していいます。
SPGアメックスカードとは？
アメリカン・エキスプレス®・
カード
代表のとらしげがこよなく愛するクレジットカードSPG。
年会費が34,100円と決して安くはありませんが、更新時にもらえる50,000ポイント分の無料宿泊特典（大阪のリッツカールトンなどに無料で2名1泊できる）で年会費の元は撮れてしまう魅力的なカードでした。
会員ステータスのランクもあり、
年間50泊以上するとプラチナエリート
年間75泊以上するとチタンエリート
年間100泊以上とグループ内で2万ドル決済するとアンバサダーエリート
と、ホテルで受けられるサービスの違いが特徴的な旅好き＆ホテルステイ好きには必須のカードです。
このカードがアメリカやヨーロッパに続き、日本でも名称や特典内容が変更になります。
新しいカード名は？
・マリオットボンヴォイアメックスカード
・マリオットボンヴォイアメックスプレミアムカード
この2種類がリリースされます。
2022年2月8日に発表された情報をもとに、それぞれの特典内容などを解説します。
マリオットボンヴォイアメックスカード
- 年会費：23,100円(税込) ※家族カード1枚無料・2枚目以降は11,550円(税込)
- 年間150万円以上のカード利用で35,000万ポイント分の無料宿泊特典
- マリオットボンヴォイシルバーエリート提供
- 年間100万円以上カードを利用するとマリオットボンヴォイゴールドエリート提供
- 100ドル分のプロパティクレジット（ザ・リッツ・カールトン、セントレジスを2連泊以上予約すると付与）
- 5泊分の宿泊実績付与(入会時・継続時)
- 基本ポイント還元率：100円で2ポイント（マリオットボンヴォイ系列ホテル利用時は100円で4ポイント）
現在のSPGより年会費は下がり、特典や還元率も弱くなる印象です。
気になる現行SPGに近い上位カードは下記です。
マリオットボンヴォイアメックスプレミアムカード
- 年会費：49,500円(税込) ※家族カード1枚無料・2枚目以降は24,750円(税込)
- 年会費の支払い＆年間150万円以上のカード利用で50,000万ポイント分の無料宿泊特典（15,000ポイント上乗せして利用が可能に）
- マリオットボンヴォイゴールドエリート提供
- 年間400万円以上のカード利用でマリオットボンヴォイプラチナエリート提供
- 100ドル分のプロパティクレジット（ザ・リッツ・カールトン、セントレジスを2連泊以上予約すると付与）
- 15泊分の宿泊実績付与(入会時・継続時)
- 基本ポイント還元率：100円で3ポイント獲得（マリオットボンヴォイ系列ホテル利用時は100円で6ポイント）
- スマートフォンプロテクション（修理費用を最大3万円まで補償）
- 手荷物宅配サービス（羽田空港追加）
現行SPGカードをお持ちの方は、こちらのマリオットボンヴォイアメックスプレミアムカードに自動で切り替わります。
年会費の請求日が2022年5月11日以降の人から、新年会費での請求になります。
現行SPGからマリオットボンヴォイアメックスプレミアムカードへの移行スケジュール
公式HPによると、以下のスケジュールとなっています。（詳しくは公式HPに問い合わせてください）
現行SPGから新しいマリオットボンヴォイアメックスプレミアムカードへの自動切り替えは、2022年2月24日から順次行われます。
気になる新しい年会費については、2022年5月11日以降の請求分から変更です。
とらしげは7月に請求が来るので、安い年会費の期間が短くてなんだか損する気分です。。
メインカードの年会費切り替えは2022年5月11日以降ですが、現行SPGの家族カードは2022年2月24日以降1枚目の家族カードの新規・更新分の年会費が無料になるようです。
年間の決済金額次第でプラチナエリートになれる可能性がありますので、決済金額を集約させるために早速発行した方が良さそうですね。
現行SPGホルダー目線でまとめてみる
改悪と言っても過言ではない3つ
年会費34,100円から49,500円に値上げ
無料宿泊特典は「年会費支払い」だけではもらえず、「年会費支払い＆年間150万円以上カード利用」という条件に改悪。
これについては家族カード1枚発行無料なので、家族で力を合わせて年間１５０万円以上カード利用を目指すべし。
海外旅行保険の対象が、マリオットボンヴォイプレミアムカードで決済した旅行にしか適用されなくなった。
2022年8月1日以降変更されるので、注意が必要です。
よくなったと言わざるを得ないこと3つ
宿泊実績がなくてもプラチナエリートになれる可能性ができた。
今までは年間50泊の宿泊実績が必要、もしくはプラチナチャレンジで3ヶ月以内に15泊などの条件があり、時間のない人には厳しかった要件ですが、シンプルに金で解決できるようになりました。
とらしげは年間400万円以上決済していますので助かります。（昨年頑張って61泊した意味は。。）
スマホ修理代３万円もらえる。
よくある損害保険ではスマホの修理代は出ないことが多いので、助かりますね。
手荷物宅配サービスに、羽田空港が追加されました。
（とらしげは利用したことがない）
まとめ
今までは34,100円の年会費を払っても、お値段以上のリターンである無料宿泊特典をもらえていましたが、年会費は49,500円と高くなり、かつ年間150万円以上のカード利用が無料宿泊特典獲得条件と厳しくなりました。
無料宿泊特典目的のみで発行し、カードをほぼ利用していなかった人は解約することになるでしょう。
個人的には改悪が目立つ印象です。が、年間400万円以上の決済でプラチナエリートになれるのは魅力的です。
- 朝食無料
- ラウンジアクセス無料
- スイートを含む部屋へのアップグレード
- 16時までレイトチェックアウト
これらを経験すると、二度とプラチナエリートを手放したくなくなります。
しかし、年間15泊分の宿泊実績を付与されたとしても年間35泊するのは若い世代には難しいものです。
これを日々の決済だけでプラチナエリートを維持できるのはありがたいです。
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