HIBIKI FP OFFICE(愛知県名古屋市のファイナンシャルプランナー)の重永です。
昨夜、待ちに待った瞬間が訪れました。
ご縁があり約3年前から株式を保有させていただいている「NuZee Inc. 」がアメリカのNASDAQ市場に上場しました。
誰でも株式を購入できるようになりましたので、ご紹介したいと思います。
【NuZee Inc. とはどんな会社か?】
サンディエゴとテキサスに工場があり、“ドリップバッグコーヒー“を製造・受託製造をしている会社です。
NuZeeは、製品を製造するための機械の“北米における独占使用権“を保有しています。
フェアトレード、オーガニック、ハラル、コーシャ等の認証も受けており、後述しますが環境にも優しい事業を展開しています。
現在、年間2億2,000万杯を生産しています。
ちなみに日本のドリップバッグコーヒー市場は年間約25億杯なので、まだまだ伸び代があることが想像できますね。
「最高経営責任者(CEO)は日本人」
最高経営責任者(CEO)は東田真輝さんです。
日本では当たり前のドリップバッグコーヒーがアメリカに浸透していないことにビジネスチャンスを感じ、事業展開を決めて今回のNASDAQ上場を成し遂げました。
おそらく株主説明会の中で最年少であった私の顔と名前を覚えていてくださり、毎回丁寧な挨拶をしてくれる姿を見て
「成功する人はこういう人なんだ」
「どんな人(髭面の若造)にも丁寧に接することは大切」
と学びました。
人柄にも惚れ、私の待ち受け画面は東田さんとシャヌープさんとの3ショット写真です。

見るだけで気が引き締まりますし、金持ちになれる気がします。
【アメリカの珈琲市場】
年間1,000億杯もの珈琲を飲むと言われているアメリカですが、なんと10年前まではドリップバッグコーヒーが存在していませんでした。
(アイスコーヒーすら10年前までほとんどなかったらしい)
日本では当たり前ですよね?
むしろ家で飲むコーヒーと言えばドリップバッグコーヒーが主流のような。。
「アメリカの主流はKcup」
アメリカのホテルに泊まったことがある人は見たことがあるかもしれません。
アメリカでインスタントコーヒー飲むならば主流はKcupというマシンです。

プラスチック製容器に入っている珈琲をマシンにセットし、ボタンを押せば珈琲が抽出されます。
アメリカでのKcup市場は年間150億杯です。
アメリカ珈琲市場の内15%です。
「そもそもドリップバッグはマシンが不要」
Kcupは専用の抽出マシンが必要ですが、ドリップバッグコーヒーはマシンが不要です。
お湯さえあれば外でも美味しいコーヒーが飲めます。
たとえば新しくホテルをオープンするとして、全客室に専用マシンを設置するのと、ドリップバッグコーヒーを選ぶのとでは、後者の方がコストを抑えられますしラクチンです。
「ステイホームで変わる生活」
ご存知の通り、アメリカでも新型コロナウイルスの感染が拡大して一時期はどこもステイホーム状態でした。
今まではスタバなど外のお店で飲んでいた珈琲が飲めなくなり、家で珈琲を飲むことが多くなります。
先述の「Kcup市場は年間150億杯」という数字はコロナウイルス感染拡大前の数字です。
出勤せずに家で過ごすことが多くなる生活スタイルに変わっていくということは、家で珈琲を飲むことが多くなるということが考えられます。
「年間150億杯」という市場も、さらに大きくなることが予想できます。
実際にNuZeeへの注文も増えているそうです。
「注目される環境問題」
Kcupを知っている人は容易に想像できると思いますが、容器はプラスチックでできています。
対して、ドリップバッグコーヒーは紙でできています。
外装フィルムも、Huhtamakiのブルー・ループ・包装フィルムを使用することでリサイクル可能になり、コーヒーの鮮度を保つ役割を果たしながらもゴミの埋め立て処分不要という包装ソリューションを可能にしています
どちらが環境に優しいかは誰にでもわかりますよね。
アメリカ人はエコ意識が高いので、環境面からもドリップバッグコーヒー市場が広がることが期待できます。
※ メキシコは2020年から、カナダでは2021年から個人向け商品でプラスチック使用禁止になるそうです
【今後の成長予想】
ポイントとなる数字は以下の通りです。
・アメリカの珈琲市場:年間1,000億杯
・アメリカのKcup市場:年間150億杯
・日本のドリップバッグ市場:年間25億杯
・NuZeeの生産数:年間2億2,000万杯
家で過ごす時間が増える新しい生活スタイルに移行することで、インスタントコーヒー需要が拡大、さらに環境問題から従来の主流であったKcupに疑問を持ち、ドリップバッグにシフトする。
ドリップバッグコーヒーを製造する機械の“北米での独占使用権“もあり、機械を作る会社自体も日本と韓国にしかなく、そこでの生産を数年先までNuZeeが抑えているそうです。
競合他社が進出してくる可能性は低いということですね。
現在の年間2億2,000万杯が、仮に年間100億杯になれば40倍以上の規模になります。
しかも一過性のものではなく、生活の中の一つの習慣として飲み続ける珈琲です。
シェアを獲得したら、よほどのことがない限りは安泰と予想できます。
ということは、株価は?(ニヤニヤ)
【印象に残ったCEO東田さんのコメント】
昨夜、上場する瞬間が生中継されており、私も視聴していました。
そこでCEO東田さんが
「日本人がNASDAQに上場することはそんなに難しいことではない。昨今『ITやAIじゃなきゃ無理だ』と言われているが、全然そんなことない。生活に寄り添った事業でも可能性はある。挑戦するベンチャーが増えてほしい。」
とおっしゃっていました。(多少私の記憶の中で美化されているかもしれません)
「周りが無理と言うから無理なんだろうなあ」
「誰もやったことがない(前例がない)から難しい」
「アメリカ進出なんて考えたこともない」
やる前から諦める言い訳を並べることがいかにカッコ悪いか!
途中、株価が1ドルを切るような時期もあったと聞いています。
様々な苦労があって成し遂げた人の言葉だからこそ響くのかもしれません。
仮に今の私が言ったところで誰にも響きません。
こんな“響く言葉“を発信できる人間になりたいですね。
【まとめ】
日本人社長がアメリカのNASDAQに上場させたお話でした。
一投資家として、資産形成コンサルタントとして、
株式を保有している会社がNASDAQに上場するという“一生に一度あるかないか“の貴重な経験になりました。
株価1,000ドルになるまでガチホで。
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