株式会社ヒビキエフピーオフィス（愛知県名古屋市の独立系FP事務所）の重永です。
ポイントを貯める活動「ポイ活」が流行っていますね。
さらに最近では貯めたポイントで資産運用もできるようになっています。
筆者は1年で37万マイル（約500万円相当分）貯めたこともあります。
ですが、ポイント投資・運用は一切やっていません。
注意すべき点や、筆者のポイント活用方法も紹介します。
【ポイント運用、ポイント投資とは？】
ポイント運用とポイント投資は別物です。
「ポイント運用」
ポイント運用はポイントが株などの値動きに“連動”して動き、リターンもポイントで受け取ります。
「ポイント投資」
ポイント投資はポイントを現金に変えてから株や投資信託を売買し、リターンも現金で受け取ります。
【人気の理由】
なぜポイント投資・運用が流行っているのでしょうか？
「余剰資金だから心に余裕がある」
元々の原子であるポイントは、買い物などで貯まったものです。
つまり、オマケでもらったものなのでそれが投資・運用で0になったとしても割り切る余裕があるのでしょう。
元本保証大好きな日本人でも、完全余剰資金であるポイントならどうなっても怖くないということですね。
「手軽に始められる」
多くのポイント投資は100ポイントから始められます。
とても手軽ですね。
中にはポイントだけでは凍死できず、現金と合わせて出ないとスタートできないものもあります。
【気をつけるべきこと】
手軽で、最悪0になってもいいやと思い切って始められるポイント投資・運用ですが、気をつけておきたいこともあります。
「元本割れリスク」
当然ですが、資産運用なので元本割れのリスクがあります。
当初の投資金額（ポイント数）よりも少なくなってしまう可能性があるということです。
「確定申告が必要になることもある」
ポイント運用はポイントのまま運用するので関係ありませんが、ポイント投資は現金に換えて証券会社を通して投資をします。
通常の証券会社を使った投資と同じ扱いです。
特定口座（源泉徴収あり）を選択しなかった場合、もし利益が出たら確定申告が必要になります。
「ポイントに囚われてしまう」
ポイント運用・投資が上手くいくと、資金（ポイント）を追加したくなります。
ポイントをたくさん貯めるという目的のために買い物をたくさんするのは本末転倒です。
無駄な支出が増えてしまいます。
あくまで自分の生活の許容範囲で得たポイントで、どう使うのかを考えましょう。
【筆者がポイント投資・運用をしない理由】
なぜ資産形成コンサルタントで、ポイ活の達人はポイント運用・投資をしないのでしょうか？
「株式や投資信託は現金で投資している」
既に金融資産、不動産、現物、外貨等に分散投資しており、ほったらかしでいい状態が完成しています。
新たに何かに投資する必要がありません。なにより、以下2つの理由が大きいです。
「150％利益確定が可能な使い道がある」
Tポイントに限ってですが、薬局ウェルシアでは毎月20日に「Tポイントで支払うと1．5倍分お買い物ができる」というスペシャルデーが設定されています。
100ポイントで150円分お買い物ができます。
増えるか減るかわからない、いつ150％に増えるかわからないよりも、さっさと目の前の日用品を買うためにポイントを消費（150％利益確定）したほうがいいと思います。
「マイルを貯めている」
そもそも筆者は、ポイントというよりもマイルを貯めています。
1ポイント＝1円ではなく、1マイル＝15円程度で使えるように作戦を練っています。
1,500％の利益確定です。
【まとめ】
ポイント運用・投資の微妙な違いと、注意点さえ押さえておけば、資産運用の勉強にもなるしいいと思います。
ポイ活は貯めるだけではなく、使い切るまでがポイ活です。
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