HIBIKI FP OFFICE(愛知県名古屋市のFP事務所)の重永です。
株主優待株、私も好きでいくつか保有しています。
自社製品を優待にしている企業もあれば、QUOカードをくれたりと様々です。
実施企業数も過去最高の水準になっています。
そんな株主優待について紹介します。
【株主優待とは】
企業が自社の株式を購入してくれた株主に対して「ありがとう」という気持ちを「優待品」という形で還元する制度です。
多くは自社で取り扱っている商品やサービスなどを「優待品」にしていますが、QUOカードやカタログギフトをくれたりと多種多様です。
企業にとっては短期売買されるよりも長期で保有してくれる方が嬉しいです。こうした理由からも株主優待制度を導入している企業は多いです。
株式を長く保有していたら優待品が豪華になったりします。
そのためか、優待品が充実している企業の株価は安定している銘柄が多いです。
素敵な制度ですが株主優待は全ての企業がやっているわけではありません。
【過去最高の実施企業数】
株主優待の実施企業数は過去最高です。
2019年には上場企業の約40%の企業が株主優待制度を実施しています。
廃止する企業よりも新たにスタートする企業数の方が多く、毎年増え続けています。
廃止の理由としては上場廃止や業績不振と思いがちですが、株主優待をやめて配当金として株主に還元するという理由で制度を廃止する企業が大部分です。
(リーマンショック時は上場廃止・業績不振で制度廃止する企業が多かったけど)
【初心者にオススメな理由】
「低資金で始められる」
10万円以下で保有できる株主優待銘柄は多いです。
たとえばシダックス(4837)
2019年12月26日の終値は269円でした。
毎年3月が権利確定日で、100株(26,900円)保有すれば540円のレストランカラオケ優待券を5枚もらえます。
優待利回りは10%です。
ちなみに私はシダックスでランチするときに利用しています。
たしかランチは580円(税別)〜利用できます。
「値動きを気にしなくていい」
株主優待銘柄は、株価が乱高下することはよっぽどありません。
「優待廃止!」「優待を縮小!」などと発表すると株価は大幅に下落したりしますが。。
本業があるサラリーマンは取引時間中スマホとにらめっこしなくて済みます。
株主優待をもらいつつ、配当金ももらいつつ、最後には譲渡益もゲットできたら最高ですね。
値動きを気にしないということは、株価が下がった時に売却することもないでしょう。
「株価下がってるけど株主優待もらえるから売らない!」と踏ん張ることもできます。
「楽しい」
株主優待が届くと嬉しいです!楽しいです!
カゴメ(2811)の自社商品が届くとテンション上がります。
カタログギフトを貰えると「何をもらおうかな」という選ぶ楽しさもあります。
ピエールマッコリーニのパフェとコーヒー2名分無料券とか好きです。
【気を付けること】
株主優待にばかり目が行き、トータルで損しないようにしましょう。
株価は正常か?異常に割高ではないか?業績は問題ないか?
せっかく優待品をもらっていても、その銘柄が上場廃止したら大損でしょう。
100万円で買った株の優待が1,000円分といったように、優待利回りはリスクに見合っているのかも見極めましょう。
【まとめ】
株主優待、個人的にオススメです。
長期で運用できる余裕資金があればですけど。
個別銘柄の株主優待品の紹介とかも今後やっていきますねー。