HIBIKI FP OFFICE(愛知県名古屋市のFP事務所)代表ファイナンシャルプランナーの重永です。
コンサル風ブログも今回で一旦シメです。
ブログで公開していない手法、応用技を知りたい方は個別でご連絡ください。
経営者のみならず、営業マンの人も知っていれば役立つと思います。
FPっぽく“投資”という意識について解説します。
【投資とは】
主に経済において使われますが、自己啓発や人間関係(雇用等)においても使われる言葉ですね。
投資とは「資本を投じる」と書きます。将来的に資本(になるもの、資産を生み出すもの)を増やすために、現在の資本を投じることです。
どんな投資でも現在ある資本を”投じる“わけですから、リスクがあります。
このリスクとリターンを理解することは、金融取引に限らず重要なことです。
【マーケティングにおいて”投資“の意識を使う】
「その商品(サービス)を開発するのに時間と大金を投資したことを伝える」
ペットボトルに入ったお茶、160円です。
水、茶葉、ペットボトル、ラベル、キャップ、みなさん160円で作れますか?
投資意識絵お持たせる、つまり商品(サービス)を提供するまでにかかった様々なコストを伝える方法です。
そうすることで商品価値を高められます。
商品価値が上がると、それに対して値段が安く感じます。
10億円かけて開発した商品が1万円!、、、これも段階価格(アンカリング効果)ですね。
顧客が一から投資して欲しいものを得るよりも、既製品を購入することでそれを得るまでの投資リスクを省いてしまおうというわけです。
「商品購入を“投資”と意識させる」
商品(サービス)を購入することは、細かくいうと“お金を投じた投資”なのです。
しかし、ほとんどのシーンではこの投資意識を持ちにくいです。
お金を払うということは、お金が減るので損をします。そのリターンとして欲しいものが手に入ります。
“投資する”という意識を持たせれば、価格(価値観)に対して将来のリターンに対する出費の安さを実感してもらうことが可能です。
「ペットボトルのお茶を自分で作るよりも160円で今すぐ手に入れられるなら安い」
こんな感じ。
営業活動の中で“その商品の重要性”を理解してもらえるような説明・提案をすれば“投資意識”を持たせることができ、出費の安さを感じてもらえるでしょう。
【ユーザーも投資意識を持つことは大切】
投資意識がないと、目の前の利益ばかりに目が行き、結果的には損をします。
たとえば「飲むだけ!1ヶ月で3キロのダイエットが可能なサプリメント」
こういったキャッチコピーに反応してしまうのは投資意識のない情報弱者です。
買って、飲んで、痩せたら飲まなくなり、太り、の繰り返しでしょう。(知らんけど)
一方、投資意識のある人というのは“長期的に考えることができる人”です。
その商品購入がリターンの大きい投資であることや、費用対効果が良いことを判断できます。
そして、その得られたリターンを無駄にしないよう努めます。
つまり“無駄遣いしない”ということですね。
「投資した」という意識があれば、その分を回収する意識があるということです。
【まとめ】
父がお小遣いをくれるときは必ず「無駄遣いするなよ」と言われていたのを幼少ながら覚えています。
そのときは「お金を無駄にするなよ」と思っていました。
もちろんこの解釈も間違ってはいないでしょうが、
商品・サービスを購入することは“投資”であり、それに見合った“リターン”を無駄にするなということですね。
父は幼少期の私にお小遣いをあげることで“私の成長(未来)に投資”したわけです。
私はそのお小遣いで遊戯王カードを買い、友人と遊び、成長し、今に至ります。
仕事終わりの時間を投資し、勉強時間に充て、様々な資格を取得しました。
今ブログを書き続けていることも投資です。現在の時間を割いて、未来の仕事のために投資しています。(時は金なり)
金融商品に投資することだけが投資ではなく、日々の生活全てに投資が関係しています。
自分が選択できるリスクで、最大限のリターンを得られると幸せになれそうですね。