HIBIKI FP OFFICE(愛知県名古屋市のFP事務所)の重永です。
三井住友カードは先日、クレジットカード番号や有効期限などの情報をカードの表面ではなく裏面に記載する方式に変更することを発表しました。
何の意味があるのか?解説します。
【個人情報保護の強化】
主な目的は個人情報保護のためです。
クレジットカードは、ご存知の通りネットショッピングの際に「番号・名前・有効期限・セキュリティナンバー」を入力するだけで決済が可能です。
私のAMEXのカードは上記の情報が全て表面に記載されています。
全ての情報が表面にあると思わぬトラブルに巻き込まれてしまうこともあるのです。
【不正利用の恐れ】
たとえばカードの表面を何かのタイミングで悪い人の見られたり撮影されたとします。
するとその情報だけでネットで買い物できてしまいます。
心当たりのない請求がくることになります。
表面と裏面に情報を分散することで、たとえ表面だけ見られてしまっても不正利用の被害に遭うことは防げます。
こういったカードのデザインを含めた全面改良は約30年ぶりとのことで、ネットショッピングやキャッシュレス決済が普及した世の中に合わせた改良と言えます。
シンプルな対策のようで、今までなかなかデザイン変更に踏み切っていなかったのは意外ですよね。
【簡単にできる対策】
数十万円の大きな金額の不正利用は気付きますよね。
しかし、数百円だったらどうでしょうか?
きちんとカード請求額の確認、明細の確認をしていないと気付きません。
このように気付かれないように小学の不正利用を繰り返す犯行も横行しているようです。
日頃から利用額や明細のチェックをしていれば防げることです。
【まとめ】
キャッシュレス決済に移行することはいいことです。
が、同時に金融リテラシーも高めなくては犯罪に巻き込まれてしまうかもしれません。