HIBIKI FP OFFICE(愛知県名古屋市のFP事務所)の重永です。

「新型コロナウイルスに伴う全国一斉休校!休業補償とベビーシッター助成金」

この記事では休校によって子の面倒を見るために仕事を休まなくてはならない人への給料を出している企業へ助成金を出すことについて解説しました。

フリーランス・自営業は対象外です。

不満の声があがっているようです。

なぜ対象外なのか?

どうすればいいのか?考察していきます。

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【対象外に不満の声!】

多様な働き方を推進してきた安倍内閣ですが、こーゆーときは知らん振りという感じになっています。

たしかに全て自己責任なので仕方ないとも思いますが、フリーランスや個人事業主としての働き方を推進するならば、それと同時進行で法整備やフリーランス用のセーフティネットの充実も考えなければいけないと思います。

【財源の問題】

原則、この助成金は雇用保険から出されます。

「雇用保険とは」

この雇用保険というものは、会社(企業)に雇用された人の生活や雇用を安定させるためであったり、職を失っても再就職を希望する人へ援助を行うことを目的とした制度です。

「雇用保険の対象者」

雇用保険に加入できるのは会社(事業主)と雇用関係にあり、事業に従事している人です。

なので会社の代表取締役はもちろん、履歴事項全部証明書に登記されている取締役も雇用保険には加入できません。

つまりフリーランスや個人事業主は雇用保険に加入できないのです。

保険料を支払っていないのに、雇用保険の財源から出される助成金をよこせと言うのはおかしな話になってきますよね。

「国の一般会計は?」

今回の助成金には国の一般会計からも捻出されています。

税金を納めているフリーランスや個人事業主が助成金をもらえないのは不公平ということになります。

財源の割合が、雇用保険の方が高いというのならば割合に合わせて助成金を出してもいいのでは?

【収入を把握するのが困難】

会社員や公務員の多くは月額の基本給が決まっています。

ということは直近の日給や時給も計算しやすいです。

が、フリーランスの仕事は多岐に渡って売上も波があります。

「その休業による損害が新型コロナウィルスによる休校のせいか?」というエビデンス(因果関係の証明)があったとしても、それを処理する方も大変です。

課題は山積みです。

【まだ明言していない】

新聞には「フリーランスも支援検討」という見出しではありましたが、安倍首相は具体的に支援するかどうかの明言は避けました。

(きっと支援してくれると信じていますが)

今の段階では「貸付制度を充実しているから、これでなんとかしてくれ」という状態です。

たしかに先日、連鎖倒産を防ぐ融資制度の対象業種が拡大されましたが融資と助成金(補助金)は違います。

国民に背負わせるのか、国が背負うのか。。

【まとめ】

とても難しい問題ですね。

個人的には、私も自営業として生きていますが自己責任でなんとかするしかないなと考えています。

「国の勝手な方針のせいでー」と文句を言う前に、今後どうしたらいいかを考えます。

今月はセミナーも中止が相次ぎ、マルシェイベントも全て中止、香港も中止、結婚式も延期になったりと大打撃です。

こんな時でもやれる仕事を見つけて稼がなければフリーランスは食べていけません。

みんなその覚悟を持って独立しているはずです。

文句を言っている人は一部だと思います。

ほとんどはメディアの偏見も含まれた報道かと。。

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