HIBIKI FP OFFICE(愛知県名古屋市のFP事務所)代表ファイナンシャルプランナーの重永です。

地震大国の日本、東海地域も大地震が来ると言われ続けて20年くらい経つでしょうか。

地震に起因する火災は、火災保険でカバーできません。

細かい要件が多いです。いざ加入するとなった時にテンパらないように勉強しましょう。

スポンサーリンク

広告

広告

【地震保険の基礎知識】

「地震保険のみの契約はできない」

地震保険は火災保険を主契約として、それに付帯する契約です。

“建物と家財の火災保険”にセットで加入するものなので、地震保険も主契約の建物か家財に応じて契約することになります。

たとえば主契約の火災保険に家財の補償契約がない場合は、地震保険の家財も補償対象にすることができません。

「地震保険加入のタイミング」

火災保険に加入するときと同時に加入するのが一般的ですが、火災保険の契約期間中ならいつでも途中で加入できます。

【地震保険に加入するべき理由】

地震に起因する火災は、火災保険では補償されません。

同じく地震に起因する噴火や津波による損害もカバーできません。

「失火責任法」があるため、お隣から地震によっておきた火災が延焼して被害を受けた場合、自分が加入している通常の火災保険では補償されません。

自分の家は地震が起きても大丈夫!と思っていても、こういうパターンも想定して地震保険に加入しておいたほうが安心ですね。

ちなみに地震が原因で車が損傷した場合も、自動車保険から保険金は受け取れません。

【マンションの地震保険は?】

マンションはエレベーターや廊下などは管理組合が管理費から保険料をまかなって地震保険に加入しています。

住人が住む専有部分には、各自で地震保険を掛けます。

新耐震基準が適応されている鉄筋コンクリート造のマンションは保険料が安くなります。

他にも免震、耐震、建築年によって割引が受けられます。詳しくは次回の記事で。

マンションは地震に強いと言われています。

近年の大地震でも倒壊率は0%に近いです。(熊本地震で1棟のみ古い建物が建て替えが必要と判定されただけ)

かと言って、マンション所有者が地震保険に入らないのは心配です。

たとえば地震によって家具が倒れ、それが電気コードを踏み付けて断線し、火災になったら地震保険でないと補償されません。

自分の家は大丈夫でも、他の住居から延焼したり、消火活動による被害を受ける可能性も考えられます。

【まとめ】

マイホームを持つ夢が叶った人、やることが多すぎて頭パンクします。

そんなときに火災保険の説明を小一時間で聞いて全て理解できるとは思えません。

事前に勉強することをオススメします。