HIBIKI FP OFFICE(愛知県名古屋市のFP事務所)の重永です。

クレジットカードを作ると必ずと言っていいほど「リボ払い」の案内がありませんか?

金融リテラシーの低い人は「え、毎月の支払いが1万円で済むの?めちゃええやんけ」と安易に利用してしまうでしょう。

そしてリボ地獄の始まりです。

便利なようで、知らないととんでもないことになるので、勉強しておきましょう。

家族や知人友人がリボ払いを利用していたら、教えてあげましょう。

スポンサーリンク

広告

広告

【リボ払いとは】

「リボルビング払い」の略称で、毎月の支払額を一定金額にして、手数料(金利)と元金を返済していくものです。

借金です。

「分割払いとどう違うのか?」

分割払いは自分で任意の支払回数を決めて支払いますが、

リボ払いはどんな高額商品を購入しても毎月の返済額は一定になります。(自分が決めた固定金額)

手元にお金がないのに、商品を購入できます。

果たしてこれがいいことなのか?

「リボ払いの手数料(金利)」

もちろん、美味しい話には手数料がかかります。

会社によって異なりますが、多くは年利15%です。

高すぎます。

1ヶ月あたりで換算すると「なんだ、こんなもんか」と思いがちですが、高すぎます。

この高い手数料(金利)がリボ地獄の原因です。

【リボ地獄の例】

リボ払い、支払額を毎月1万円に設定するとします。

※細かい計算方法は目を瞑ってください

1月:カードを5万円利用
支払額1万円(元金9,375円、利息675円)
支払残高:40,625円

2月:カードを2万円利用
支払額1万円(元金9,242円、利息758円)
支払残高:51,383円

3月:カードを5万円利用
支払額1万円(元金8,733円、利息1,267円)
支払残高:92,650円

4月:カードを0円利用(利用しなかった)
支払額1万円(元金8,842円、利息1,158円)
支払残高:83,808円

支払い残高はなかなか減らず、残高に対して高い金利がかかり続けます。

カードローンにも言えますが、借金が減りません。

そして一番怖いのは、利用者がやばいと思っていないことです。

ろくに通帳をみない人や、リボ払いの仕組みを知らない人は調子に乗って魔法のカードを使い続けてしまいます。

限度額いっぱいまでいって、カードが使えなくなって初めて気付きます。

※支払額が1万円+手数料となっている会社もあります。

【リボ払いの甘い誘惑】

「毎月の支払いは一定で安心!」

「リボ払いに設定したら年会費無料!」

「初回手数料無料!」

入り口だけ甘々ですが、待っているのは地獄です。

うまく使えば便利なものですが、しっかり理解して計画的に利用しましょう。

【まとめ】

いい借金と悪い借金があります。

資産形成においては、悪い借金です。

金利が高すぎます。

お金持ちは借金をテコにして資産を増やすこともありますが、この借金は資産が減る一方です。

とくに娯楽での借金はご法度です。節度ある使い方をしましょう。