HIBIKI FP OFFICE(愛知県名古屋市のFP事務所)の重永です。
経営者ならともかく、サラリーマンで年収1,000万円を超えている人は少数です。
海外の調査では、一定金額の年収を超えると幸福度が下がるという結果もあります。
はたして年収1,000万円は幸せなのでしょうか?
そもそも幸せとはなんなのか、安定って幸せなのか。。
【年収1,000万円を超えるサラリーマン】
国税庁が発表した「平成30年分民間給与実態統計調査結果」によると、年収1,000万円を超えるサラリーマンは5%(20人に1人!)しかいません。
ちなみに平均が440万円、そして37%が年収300万円以下です。
高い給料を受け取っている人たちの意外なデータを紹介します。
【年収1000万以上でも貯蓄なし!?】
年収500万円の人からすれば「そんなわけあるかい!」とツッコミたくなるでしょう。
金融広報中央委員会が発表した「家計の金融行動に関する世論調査」によると、年収1,000万以上1,200万円の世帯で10.3%が金融資産を保有していないと回答しています。
「なぜなのか?」
収入が多いから資産も多いというわけにはいきません。
人生そんなに甘くないです。
たとえ収入が多くても、支出が比例して多いと資産は築けません。
逆に言えば、収入が少なくても支出を抑えれば資産は築けます。
年収が高くなる人は、急に次の日から上がるわけではありません。
ある程度の年月をかけてジワジワと増えるものでしょう。
すると気付かないうちに支出もジワジワと増えていきます。
「年収50万円アップしたぞ!」と喜んで、少しいい生活をし始めるでしょう。
しかし、手取り年収は50万円よりも少ないです。
こういうことを知らずに生活しているといつまで経っても資産は築けません。
そして、上げ過ぎた生活水準はなかなか戻せません。
お金持ちほど、お金を無駄には遣いません。
【世界一の投資家が住んでいる家は。。】
世界一有名な投資家ウォーレン・バフェットは1956年に3万1,500ドルで購入した家に住み続けています。
保有資産が約10兆円もあるのに。。
保有資産が数百万円の人が4,000万円の家を購入するのが、いかにぶっ飛んだことか。。
【まとめ】
収入が多いからお金持ちということではありません。
支出を少なくして、初めて資産を築くことができます。
この簡単なことをできている人は意外と少ないです。