HIBIKI FP OFFICE(愛知県名古屋市のFP事務所)の重永です。
とらしげはあきれています。
アホばっかだなと。
日本人は自分の頭で考えることをしなくなってしまったのでしょうか?
株式投資の世界でも投資家の心理を操るワザがありますが、今回の出来事を見て個人投資家(素人)が損するのは当たり前だなと感じます。ちょろすぎ。
何故こんな事態になるのかを考察します。
デマを信じていない人のある行動も原因なのです。
【トイレットペーパー品切れ!】
「中国のトイレットペーパー工場が生産中止らしいぞ!」というデマが拡散されて、トイレットペーパーを買い占める人が急増しているそうです。
「98%は国産」
日本家庭紙工業会によると、トイレットペーパーの原材料は国産で、生産についても98%は国内で生産しているとのことです。
たとえ中国工場が生産停止しても大きな影響はないですね。
「在庫が有り余っている」
消費増税前の買い溜めの影響で、増税後はあまり売れずに在庫が余っている状況とのことです。
トイレットペーパーは軽減税率の対象外ですから、増税前にたくさん買い込んだ人たちは10月以降に新しく買いませんからね。。
10月以降は売り上げが低迷したそうです。
こういう背景もあり、供給態勢は万全とのことです。
【実際に品切れやんけ】
怖いのは、不安が不安を助長させる拡散力です。
株式市場でも、投資家の心理を操って株価を上げたり下げたりする「仕手」というものがあります。
今回のコロナショックによるトイレットペーパー買い占め事件も、不安心理をマスコミやSNSに煽られてとんでもないことになっています。
「みんな知らずに助長している」
流れを整理すると
新型コロナウイルス感染拡大
↓
トイレットペーパー生産中止というデマ拡散デマを信じた人が買い占める
↓
デマを信じていない人が「ほんとにトイレットペーパー品切れなんだけど笑」とSNSに投稿
↓
この投稿を見て、デマを信じていなかった人たちが不安になり大量購入、デマを信じている人もさらに購入する
↓
マスコミが新型コロナウイルスやばいよやばいよと煽る
↓
余計に不安になって、もっと入手困難になるのでは?買い占めへ
↓
無限ループ
途中、デマを信じていない人の何気ない行動が不安にさせる手助けをしているのです。
【思い浮かべるのは1973年のオイルショック】
社会の授業で習った1973年のオイルショック(石油危機)の時にトイレットペーパーなどを買い求める行列ができたことを思い起こさせる出来事ですよね。
結論、当時もデマでした。
店側が在庫があるのにわざと店頭に並べないなんて事もあり不安が拡大したとも言われています。
当時の情報源はテレビやラジオのみです。
この情報源が間違った情報を流せば信じるしかないので仕方ありませんが、今は多くのメディアから情報を得られます。
しっかり調べてから行動すれば今回のようなことにはならないはずですが。。
【ドラッグストアは嬉しい?】
売り上げが増えて嬉しいんでしょ?と思っていませんか?
たしかにトイレットペーパーの売り上げが増え、ついで買いしていく人もいて売り上げが増えるかもしれません。
が、売り切れた後はどうでしょうか?
せっかく来店したのに求めていた商品がないとなると「この店では私が求めるものが買えない」という気持ちが残り、通常の買い物の足が遠のくことにもなりかねません。
普通に生活していて、トイレットペーパーがなくなりそうなタイミングで買いに来た常連さんの手に渡らないのは店側としては胸が痛いでしょう。
【まとめ】
みんな自分のことばかり考えているんだなあと感じました。
東日本大震災の時も様々なデマが拡散されましたが、過去から何も学んでないんだなと。
「自分の頭で考える」というステップを飛ばしてしまっています。
安倍さんも言っていますが、冷静になりましょう。
新型コロナウイルス感染拡大を最小限にするには、国民全員の理解と協力が必要です。
アホみたいな行動は避けましょう。
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