HIBIKI FP OFFICE(愛知県名古屋市のFP事務所)代表ファイナンシャルプランナーの重永です。

老後2,000万円不足問題やら20代単身者の半分が貯蓄100万円未満やら心配事だらけですよね。

資産形成は時間を味方につけると最強です。

逆にいうと時間を味方にできずにいると、終わります。

今回は人生をザッと見通して、お金の貯めやすい時期にどういう行動をするのが正解かを考察します。

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【お金を貯めやすい時期】

①結婚後、夫婦二人で生活する時期

②子の独立後(就職後)

③子が小学校卒業するまで

④独身時代

あえて時系列が違うのは、上から順に貯蓄しやすい時期です。

「結婚後の貯蓄(貯金)額はいくら?独身よりも貯まる秘密がある?」

この記事から、独身時代よりも結婚後の方が“明確な目標”ができて貯蓄するようになるということがわかりました。

次は自分たちの老後資金を本格的に貯め始める「子の独立後」です。

では逆にお金を貯めにくい時期はいつでしょうか?

【お金を貯めにくい時期】

ずばり先述以外の時期「子が中学校~大学までの間」です。

塾、受験、学費、下宿などなど。。

子に最もお金がかかる時期です。

この時期は支出ばかり増えて、貯蓄している余裕はなくなるでしょう。

そもそも、この時期を“目標”に資産形成してきたことでしょう。

独身時代〜子が小さい頃までに教育資金を貯めておきたいものです。

学資保険はダメですよ。

【各ライフステージ・目標ごとに運用方法を変える】

20代の人が老後資金(60歳以降に受け取る資金)を目標にするならば、「流動性リスク」「価格変動リスク」等を選択してリターンを増やすのが賢明です。

子が生まれ、15年後を目標にしているのにiDeCoをやる“お馬鹿さん”にならないようにしましょう。

たとえば目標時期まで数年となってきたら、価格変動リスクの高い金融商品への投資は控え、リターンは少なくても価格変動が安定している国債等へシフトすることも考えましょう。

【子の独立後がラストチャンス】

老後資金を貯める最後のチャンスです。

この時期は、末っ子が生まれた時点で計画が立てられます。

子が独立すれば、大きな死亡補償も要らなくなるでしょう。

保険の見直しや、住宅ローンの返済計画をしっかりして、老後資金を貯めるラストチャンスをモノにしましょう。

「晩婚化・晩産化」

子が独立した後〜引退するまでの期間が短いと、老後資金を貯める時間も少なくなります。

出典:厚生労働省

1975年には平均初婚年齢が男性27歳、女性24.7歳だったのに対し、

2015年には平均初婚年齢が男性31.1歳、女性29.4歳になっています。

第一子出産時の母の平均年齢は

1975年:25.7歳

2015年:30.7歳

定年退職が60歳だと、子が独立してから約5年程度しか時間がありません。(あくまで平均)

若いうちから老後資金も意識して貯めておくのは大切です。

「退職金はどうしたらいい?」

人によるので、プロである私に個別で相談してください。

間違っても銀行や証券会社、保険会社に相談してはいけません。

うまいこと金融商品や保険を勧められて、リスクとリターンが見合っていないものを契約するのがオチです。

何歳で受け取るのがいいのか?
確定拠出年金との兼ね合いは?
納める税金を少なくするには?
退職金の正しい運用方法は何?
絶対やってはいけないことは?
住宅ローンはどうしたらいい?

【まとめ】

資産形成は、スタートが早ければ早いほど有利になります。

ライフステージに合わせて目標を設定し、運用方法を選択しましょう。

相談先を間違えないこと。

何も知らないと搾取されて終了です。