住宅ローン返済比率の落とし穴「借入可能額は返済可能額ではない」

HIBIKI FP OFFICE(愛知県名古屋市のFP事務所)代表ファイナンシャルプランナーの重永です。

「夢のマイホーム」この言葉を世に打ち出した人は、経済を大きく動かしたと行っても過言ではありません。

今回は、マイホームの夢を打ち崩しかねない内容です。

いい言い方をすれば、住宅取得を考えている人はこの記事を読んで一度冷静になってほしいということ。

【借りすぎ注意!】

はっきり言って、ほとんどの人が借りすぎです。

「心理価格」が影響しているせいもありますが。。(心理価格については別の記事で)

借入額3,000万円代なんて当たり前、都内でマンションを買おうとすると7,000万円くらいします。

年収の低い人はもちろんですが、大手企業のサラリーマンや公務員、いわゆる“条件の良い人”こそ借りすぎに注意です。

銀行は“条件の良い人”に「貸したい!」、むしろ「借りてください!」という姿勢になります。

ちなみに“条件の良い人”は、年収(額面)あたりの返済比率40%くらい平気で審査を通します。

【返済比率の狡猾な落とし穴】

たとえば年収600万円(額面)の人が返済比率40%で住宅ローンを組むとします。

額面年収600万円ということは、個人差がありますが手取り年収およそ450万円です。

額面年収600万円に対する返済比率が40%ということは、手取り年収450万円に対する返済比率は53.3%になります。

つまり、稼いだ金額の半分以上も住宅ローンの返済に充てなければならないということです。

私が銀行員時代、ご主人が大手企業に勤める家庭から「貯金ができない、生活費を借りたい」と相談されたことがあります。

負債は住宅ローンのみです。社会的に高収入であるにもかかわらず、返済比率の高い住宅ローンのために新たに借金をしようとするのです。

夢のマイホームで幸せな未来が待っていたはずなのに。。

子供が小さいうちはなんとなく生活できていても、大学受験あたりで家計は火の車です。

【借入可能額の算出方法】

人(条件)によって、金融機関によって異なりますが、借入可能額は年収の7倍程度です。

(多いと8倍のところもあるそうです)

かつ、先述返済比率内に収まっていることが条件です。

気をつけてほしいのは次です。

【借入可能額は、あくまで“可能額”】

銀行が審査を通過させてくれる金額は「借りられるお金」であって「返せるお金」ではないことに注意しましょう。

この「返せるお金」を算出するのがファイナンシャルプランナーの仕事の一つです。

このような相談があったら、返済比率20%〜25%に抑えることを目指しています。

これには色々な方法があります。ここからは有料です。

【まとめ】

銀行は「借りて、返してくれればいい」

ハウスメーカーは「買ってくれればいい」

はっきり言って、こうですよね?

住宅取得者の人生はずっと続きます。

身の丈に合っていないモノを購入して、一生苦しみたいですか?

住宅ローン破綻したいですか?

最初に数万円のコンサルタント料を払って、その後の人生が幸せになるなら安いものです。

最初が肝心、早ければ早いほうがいいですよ。

手遅れになるとさすがの私でもお手上げです。

遊戯王カードで序盤に「狡猾な落とし穴」に引っかかってモンスター2体破壊されたらお手上げです。

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中立の立場からアドバイス

代表の重永は銀行員時代、金融機関の提供する金融商品に疑問を抱き退職しました。弊社は代理店契約(保険など)を一切しておりません。仲介手数料や紹介料に踊らされることなく、顧客の利益を最優先に、各個人に最良の提案をしています。

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