HIBIKI FP OFFICE(愛知県名古屋市のFP事務所)代表ファイナンシャルプランナーの重永です。

プロは大注目している指標です。

テレビのニュースでも数ヶ月に一度話題に上がります。

なぜ大注目なのか?

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【新着住宅着工件数と新着住宅着工床面積】

文字通りなのですが、新着住宅着工件数は新しく住宅を建てる件数という意味です。

名称が似ているのですが、指数で“新設住宅着工床面積”というものがあります。

名前の通りです。意味も似てます。新しく建てられた家の面積です。

これらを毎月、国土交通省が公表しています。

新設住宅着工床面積は“景気動向指数”の先行指数というものに採用されています。

簡単に言うと、この数字がいいと景気が良くなる傾向にある。というものです。

なぜ景気に関係するのか?

なぜ先行指数なのか?

猫でもわかるように解説していきます。

【なぜ景気に関係するのか?】

新設住宅着工床面積の指数が良い結果ということは、新築、増改築の届け出が多かったということです。

家を建てた人、増築した人、改築した人が多い。

住宅って、人生最大の買い物と言われていますよね?

それだけ大きなお金が動きます。

家を買う、家具を買う、家電を買う等。

儲かるのは住宅メーカー、大工さん、建材屋さん、家具屋さん、家電屋さん、住宅ローンを組んだ銀行等。

【なぜ先行指数なのか?】

そもそも景気動向指数というのは

“先行指数”
“一致指数”
“遅行指数”

この3つがあります。

先行指数ということは、この指数が良いと、これから景気が良くなるかもということです。

住宅がたくさん売れると、たくさんのお金が動き、経済を循環させ、景気が良くなります。

景気が良くなるということは、企業も儲かります。

儲かると、株価も上がります。

だから投資家はこの“新設住宅着工床面積”の指数に大注目なのです。

【最新!令和元年9月の先行指数】

平成27年の値を100(基準)とし、令和元年9月の先行指数(速報)は92.2でした。

前月と比べて0.3ポイント上昇、2ヶ月ぶりの上昇となりました。

出典:内閣府

4年前は今より景気良かったんですかねーとか考えると面白いですよ。

【まとめ】

私は毎月定額積立投資でほったらかし資産形成を推奨していますが、

もし自分が投資している商品の値動きが気になるようでしたら、このような指数の勉強もしましょう。

複数の情報を照らし合わせると、ある程度の未来は予測できるようになるかもしれません。