HIBIKI FP OFFICE(愛知県名古屋市のFP事務所)の重永です。
世間ではマスクバブルの真っ只中です。(2020年2月5日現在)
ちょうどいいので過去に起きた世界三大バブルを紹介します。
【世界経済史上 三大バブル】
オランダ「チューリップ・バブル」
この3つが三大バブルと呼ばれています。
今回は世界最古のバブル「チューリップ・バブル」についてです。
【チューリップ・バブルとは】
「年代(時期)と場所」
1636~37年にオランダで発生した世界最古のバブルが「チューリップ・バブル」です。
ちょうどスペインとの独立戦争中であり、ほぼほぼ勝利するだろうという時期で国民の気持ちも高揚していました。
株価も地価も上昇し、国民の暮らしに余裕が出てきた矢先に観賞用のチューリップが流行し始めました。
「きっかけ」
オスマン帝国(トルコ)からチューリップが持ち込まれて空前のチューリップブームになりました。
そもそもなぜチューリップブームになったのか?
国民の生活に余裕が出てきたというのは先述にもありました。
チューリップは突然変異の起こりやすい品種として知られ、球根の状態ではどんな花が咲くのかわかりません。
こうした要素を面白がってブームが広がり、新種(というか変わった模様の花びら)を求めてチューリップの球根を買い求めました。
値段というのは需要と供給で成り立っています。
需要が多くなれば販売額も上がり、高値で取引されると「まだ上がるかも」とさらに球根を買うというループに入ります。
「バブルの結末」
ついには球根にすらなっていない(存在していない)チューリップが手形決済されるようにもなりました。(先物取引ですね)
1637年の初め頃にはチューリップの球根1個が国民1人の年収の50~60倍になったそうです。
球根も現金もいらない先物取引が可能ということもバブルを加速させた大きな要因ですね。
あまりに高騰しすぎて「こんなに高くては買う人がいなくなるのでは?」という不安が広がりました。
「隣町で買い手がいなくなった」という“噂をきっかけに”球根の価格は大暴落します。
そう、噂でバブルが弾けました。1637年2月3日のことです。
【まとめ】
転売目的で取引する人々が市場に溢れるとバブルが発生します。
彼らは取引商品自体には興味がなく、お金のためだけに転売(投資)します。
すると実態経済からかけ離れた取引額になってしまいます。
今のマスクバブルはどうでしょう?
転売目的でマスクが高額取引されています。
バブルは人々の“気持ち”に左右されます。
私は転売ヤーからは買わない選択をします。
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