HIBIKI FP OFFICE(愛知県名古屋市のFP事務所)の重永です。

過去の歴史を知ることは、将来どこかの場面で活かされると思います。

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【世界経済史上 三大バブル】

オランダ「チューリップ・バブル」

イギリス「南海泡沫事件」

フランス「ミシシッピ計画」

この3つが三大バブルと呼ばれています。

今回は「バブル」の語源にもなったイギリスの「南海泡沫事件」についてです。

【南海泡沫事件とは】

「年代(時期)と場所」

1712年、イギリスは財政危機に見舞われていました。

ヨーロッパで領土拡大のために戦争しまくってましたからね。

そんな状況をなんとかしようとイギリス政府は南米及び南太平洋の貿易の独占権を与えた「南海会社」を設立しました。

「きっかけ」

みなさんだったら、こんな会社が設立されたらどうしますか?

株式を購入しますよね。

だって“独占権”最強じゃないですか。

同じことを考えた人たちが株式を購入しまくりました。

「南米との貿易で金銀がたくさん入ってくる」

「イギリスの綿織物が爆売れして南海会社に莫大な利益が」

という噂だけで株価は高騰しました。

原因がこれだけなわけがありません。

南海会社社長ジョー・ブラントが株をローンで購入できるようにしました。(株担保融資)

株を購入し、購入した株を担保に入れて借金し、借りたお金で株を購入する無限ループで株価は上昇し続けました。

当初130ポンドだった株は半年の間に1,000ポンドまで高騰し、会社の実態からは考えられない株価になりました。(みんなが買いまくるから)

この時期、「〇〇泡沫会社」「南海〇〇会社」という会社が設立されまくりました。

便乗というか「なんか良いんじゃないか?」と株が売れまくり、これらの会社の株価もバブル状態になりました。

そして突然倒産したりして消えることも多々あったようで、「泡のように消えた」ことからバブルと言われるようになりました。

「バブルの結末」

会社の実態に見合っていない株価は、いつまでもその株価を維持できません。

1720年8月、なんと経営陣が自分たちの上がりすぎた自社株を不安に思い売却しました。

すると不安が不安を呼び、あっという間に株価は大暴落。

同年12月には124ポンドになりました。

【まとめ】

このバブルも、人々の“気持ち”が大きく影響していましたね。

会社の実力以上の株価は疑うべきです。

「なぜこの株価なのか?」明確な理由を見つけて納得してから購入するべきです。

ということが学べる事例でした。

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